ハルマキ野菜の種が到着しました

カタカナでハルマキと書くと、どうしても中華料理を想像しますね。
春蒔きの野菜の種です。失礼いたしました。

近隣農家さん向けの野菜苗を毎年ご用意させてもらっています。
なかなか寒い時期の苗作りは困難なようで、ハウスや暖房施設がなければ５月上旬植え付けの苗は準備できないようです。当方ではこの時期だけに集中して野菜苗作りを行っています。こういった地域社会への協力はできるだけ行っていきたいと考えます。

今年は初めて作る品目がマクワ・レッドキャベツ・パプリカ・カリフラワーとあります。キャベツ・ピーマン・ブロッコリーと近隣品種は毎年作りますので、レッドキャベツ・パプリカ・カリフラワーは大丈夫と思いますが、マクワが少し心配です。

鮮やかブルーは美の極致、サルビア・シナロエンシス

宿根サルビア・シナロエンシスです。別名コスミックブルーとも言います。
昨秋に出荷していましたが、その残り株を切り戻して来季の挿し穂に備えます。
今日は切り戻す前の株を掲載します。

写真でははっきりと見えないので残念ですが、ものすごくきれいなブルーが出るんですよ。
１株が２０センチ～３０センチぐらいになり、バレーボールのようにこんもりしてきます。
固体差がありますが、葉が赤紫色になりますので花の色との対比が非常に美しく映ります。
開花期間は初夏～秋ですが、冬場でも日当たりのよい室内だと開花し続けます。
写真の株は無加温ハウスで夜間は氷点下に下がっていますが、花の数は少ないものの開花し続けています。
耐寒性は非常に強く、露地で越冬も可能です。
この品種はカビやすいので、あらかじめ予防をした方がよさそうですね。

関西ではジャンケンのことをインゲンとは言いません

今日は１月とは思えない程の気温で、ハウスの中では３５度ほどになっています。
午前中はＴシャツになって作業をしていました。

この季節、露地ではなかなか実が生らないインゲン豆もハウスの中ではグングン成長しています。
夜温１０℃設定にしているハウスの空スペースでプランター栽培していますが、最近になって実がつき始めました。
もちろん出荷用ではなく、自家用です。プランター×３個はちょっと作りすぎかもしれませんね。
野菜の知識はあまりないのですが、インゲンはツル有とツル無があるみたいですね。ツルが有るといろんなところに巻きついて面倒かと思ったのでツル無にしました。
後どれぐらいすれば食べられるんでしょうか？？

派手派手ハデ～、オキザリス・桃の輝きっ！

秋咲きオキザリスの「桃の輝き」です。
昨秋に初めて栽培しましたが非常に丈夫で栽培しやすい植物ですね。
強い霜に当てなければ春先まで長期間割き続けるそうです。
日光が当たっていると花弁が開きますが、夕方や曇天時は閉じてしまいます。
オキザリスの品種は色が豊富にありますが、「桃の輝き」は特に派手！
鮮やかすぎるピンクと中心部の黄色のコントラストが非常に印象的でユニークな品種です。

昨秋１０月末～１１月中ごろまで出荷していましたが、
こちらの写真のプランターは、来年の為に球根を増殖しているところです。
こんなに開花させては球根が消耗するので、暇があれば花と蕾を摘み取りたいのですが、なかなかできずにいます。サボってばかりいるのが良くわかる写真ですね。

ニューギニアインパチェンスは夏場の直射日光が苦手です

半月以上前に播種したニューギニアインパチェンス（以下ＮＩ）・ディバインの発芽状況です。
現在私の知る限り実生系ＮＩはこのディバインだけです。
栄養系ＮＩの各品種と比べると、どうしても株立ち・ボリューム・花持ちなどすべてにおいて劣りますが、ＮＩに限ったことではないので、現状では仕方がないことと思います。
ＮＩは５月以降色々な場面でよく目にしますが、これまで私好みの商品と出会ったことがありません。いや、１度だけしかありません。
去年の栽培では、ディバインのピンクはそれなりの姿に仕上がりましたが、それでもまだまだ完成度は低い状態です。他の色は、肥料や水分のちょっとの加減で花が葉に埋もれたり茎が伸び伸びになってしまいました。
ＮＩっていうヤツは栽培が難しい品目だとつくづく感じます。
ちなみに当方の出荷は５月末ごろになると思われます。

デルフィニュームを短縮してデルフィと呼ぶの ルルル～

今回はデルフィニュームです。
シネンシス系のブルーミラーを栽培しています。だいぶん幅を利かせてきました。
そろそろ中心部分が上がってきそうです。
おそらく４月中頃から青色の一重の花を咲かせてくれます。
この品種の特徴は、デルフィニューム特有である花弁の尻尾がありません。
背丈は他の切花種より低く、４０から５０センチ程度で納まります。
今年の栽培はブルーミラーだけですが、来年度は品種の幅を広げていきたいと思っています。

こんなマリーゴールドはいかがでしょうか？

マリーゴールド・シグナータ・ジェムを移植しました。
マリーゴールドにはフレンチ系やアフリカン系などが有名ですが、
春マリーの第一弾としてシグナータ系を提供いたします。
このジェムという品種、花の直径が約３センチの小型一重咲きで、
株全体に花がボール状に覆ってきます。
花色は黄色とオレンジ色を用意しました。
シグナータ系はフレンチ系よりも生育はゆっくりしているように思いますが、
それ以外の性質はフレンチ系とほとんど同じです。
４月の上旬には出荷できる程度の大きさに育ってきます。

アイビーゼラニウム・シュガーベイビー ２作目です

１月１９日にシュガーベイビーの１作目を移植しましたが、
今日は２作目の挿し穂を行っています。
出荷予定の６月上旬には株もかなり充実してくると思います。

写真は挿し穂を取得する前の親株です。
いつもながら満開で暴れ放題です。
よくご覧になればお分かりのように枯れた葉や花ガラが茶色くなっています。
ここにカビの胞子が付着してだんだんと侵食して行きます。
最近この親株にもカビが目だってきましたので、先日殺菌剤を散布しました。
ただ残念ながら株の内部の込み入った部分まで薬剤がかからず、
カビの残りが散見されました。

モミジのようなゼラニウムです

この品種はモミジ葉ゼラニウムといいます。
正式名称はバンクーバーセンテニアルなんていいますが、なかなか覚えられませんね。
ごらんのように紅葉した葉が特徴です。
花は明るいオレンジ色ですが、葉色が派手すぎてあまり目立ちません。

今春１作目のモミジ葉ゼラニウムはすでに移植済みですが、
今回は２作目の栽培ということで、写真の手前の親株から挿し穂を取っているところです。
しかし親株があまり育っていないので、１株からの挿し穂数は１５本前後です。
順調にいけば（ちょっと遅いですが）６月上旬の出荷になります。

ローダンセの蕾が見えてきました

１０月末に移植したローダンセ。
一部の株には小さい蕾が見えてきました。
これは一般には切花用品種なんですが低く仕立ていますので、
このままポットで開花させて出荷する予定です。
白とピンクの２種類を用意しています。（いずれも中心部分は黄色）
花弁がカサカサしていて、その重なりが立体的で非常にきれいです。
ピンクは蛍光色のようにも見えます。
よくドライフラワーに使われているみたいです。

蕾があっても出荷はまだまだ。
あと１ヶ月半はかかりそうです。
これからグンと背丈が伸びてきますので、注意しなければ・・・。