昭和少年漂流記:第五章“パワーストーン” ……31 2014年09月08日 | 日記 第31回 「あと10分。いや、5分でいいんですけど」 竹沼の目配せに呼応し席から腰を浮かせた飯嶋を、比留間は未練がましく押し留めようとする。 「比留間、もう約束の時間だから行かなくちゃいけないからさ。で、どうする?お前、やめとくか?」 竹沼は飯嶋の腕を掴み、顎を出口に向ける。 「わかりました。じゃ、今日はこれまで、ということで」 比留間がいかにも不服そうに書類を二つ折り . . . 本文を読む