第三章“石ころと流れ星”(短期集中再掲載) 30.苦悶の始まり 2013年02月06日 | 日記 苦悶の始まり その夜は、なかなか眠りにつくことができなかった。僕自身にとっての“今”とあるべき“未来”が幾層にも重なって浮かんできた。 その頃は、“きちんと学生をする”暮らしが次第に身に付き、毎日が時間割をなぞるように過ぎていき始めていた。変化がない安心感もわかり始めてきていた。しかし一方で、間欠泉のように噴き出してくる焦 . . . 本文を読む