快風丸

俺の船に乗らないか。

花まみれのおまえ

2012-06-20 00:28:46 | Weblog

 赤江 瀑が死んだと新聞の片隅にあった。

氏は詩人であると認識していました。

 学生のころ、時代がレコードからCDへと変遷する過渡期に、多くのレンタルレコード店が相次いで

閉店した時期がある。すると、在庫を格安で放出するのだが、特にマイナーな音源は、借り手が少なく、

コンディションが良いので、貧乏で音楽好きの学生にとって、とてもありがたい閉店セールであった。

 そんな時期に、女優藤真利子のLP、「狂躁曲」を選んだのは、詩人の詩に、白井良明、高橋幸宏、

沢田研二、といった豪華作曲陣が曲をつけるという斬新な企画に魅かれたからでした。

 赤江瀑の「花まみれのおまえ」、作曲は大村憲司。

なんとなく、既存の詩に曲を着けたのだと思っていたが、全て当企画のための書き下ろしだそうだ。

寺山修司、山口洋子、辻井喬などが名を連ねている。

 アルバム全体として、サウンドは、ニューウェイブ歌謡曲、鈴木慶一プロデュース。

藤真利子の歌は、歌手としては、少しサービス不足な感じで、しかしそれが、とても女優的で、

突き放したような、冷たいような、抑制的な感じが、この詩、サウンドと相まって、他にない感じに

なっています。

 アナログのLPなんですが、時々、思い出しては、聞いています。フェイバリットというより、

ソウルレコードなのです。魂の音源。ロックであっても、詞が大事と思うようになったのもこのアルバム

の影響が大きいです。

 実は、先週末、数年ぶりに聞いたところだったのです。

赤江 瀑の詩は、今聞いても、当時感じた鮮烈さが、少しも色あせない。

このアルバムの詩は全て素晴らしいのです。

CDでも発売されたようですが、すでに廃番、入手困難となっています。

 本日知りましたが、赤江 瀑、誕生日が同じなのです。

なにか特別な縁を感じずにはいられない。なにかに導かれている。

こんどは小説を読むことになりそうです。新しいドアが、またひとつ開く。


マリーアンドファナーズ 今年は8/14

2012-06-19 00:28:35 | Weblog

 マリーアンドファナーズのLIVEが見れるのは、年1回だけ。

今年は8/14、いつもの塚本エレバティ。

新曲、2曲投入しようとしている。

 

今週末、大阪での練習に間に合わせたい。

1曲は、歌詞と構成までできたので、あとスコアだけ。

もう一曲は、構成とアレンジが決まらない。なんとか間に合わせたいけど

難しいかも。

 

打ち込み音源を作る予定だったが、スタジオでの口頭伝授になりそうだ。

 このバンドのLIVEは、毎回、必ず新曲を入れる。

30分の持ち時間の中で、だいたい7曲のうち、2~3曲が新曲だ。

新しいことがやりたいのだ。

 

 何度もLIVEを見てくれている友人氏に指摘されたことがある。

「定番曲は、演奏がこなれている」

言いかえると、新曲は、演奏がおぼつかない感じだということ。

確かに、本番直前に完成した曲をメンバーが理解し、アンサンブル練習が

できる時間はわずかである。いたしかた無いところではある。

一方で、新曲が楽しみだと言う意見もある。

 

 実は、メンバーにもジレンマがある。演奏のこなれた、何度も練習した曲を

中心に選曲した方が、お客さんは、楽しめるのではないか、という意見。

ああ、もっと時間があれば、せめて、1週間、バンドでスタジオにこもれたなら。

ないものねだり。

 

何かを選び、何かを捨てなくてはならないとき、約束された成功よりも、刺激的な挑戦を。

マリーアンドファナーズ、LIVE@エレバティ。

 

 


太陽

2012-06-16 20:33:12 | Weblog

何も見えない夜の窓

君はいばらの道と言う

静かに祈り願うとき

とまどいそして恐れるとき

 

続いてゆく繰り返しのなかで

いちばん後ろの方にいて

石ころけとばして

何も変わっていないなら

 

太陽が昇ったら 金色に輝く道を

あてもなく歩きだせ 新しい旅を始めよう

 

まだ明けきらぬ朝の 

やわらかい日差しのそのなかで

歩けば歩くほど 

過去は遠くなってゆく

 

太陽が昇ったら 金色に輝く道を

あてもなく歩きだせ 新しい旅を始めよう

 

 


2012-06-16 19:34:18 | Weblog

今、今、今 ここで君のこと知りたい全部なにもかも

わかり合えるまで話しをしよう ずっと

明日なんか来るかどうかなんて誰にもわからないのだから

 

今、今、今 やりたいことが何でどうすればできるのか

それが希望でも欲望でも現実でも

明日なんか来るかどうかなんて誰にもわからないのだから

 

今、今、今 燃え尽きて灰になって風に乗り

飛んで行くならそれでいい

明日なんか来るかどうかなんて誰にもわからないのだから

 

それはずっと昔のことだから本当にあったのかすらあやしいものだ

未来なんて来ないかもしれないほど先のこと話しても始まらない。

だから

今、今、今 今、今、今 今、今、今 

明日なんか来るかどうかなんて誰にもわからないのだから


こんまりる

2012-06-10 19:09:27 | Weblog

 いまさらのようだが、引っ越し前に後輩に借りた本。

やっと読んだ。一気に読んだ。

とてもおもしろかった。もっとハウトゥーが書いてあると思ったが、さにあらず。

 捨てなさいというのは、そんなものゴミだからさっさと捨ててしまえこのクズ野郎ということだと

勝手に思い込んでいたが、それも違った。モノを大切に思う気持ちを大事にせよと優しく諭してくれた。

そして、その部屋で何がしたいのかということが、まず、ありきだと。

 すなわち、片付けということを通じて、自分を大事にしなさいということを表現しているのだ。

まりこ、だと思い込んでいたが、まりえさんだった。

もう、忘れないよ。