快風丸

俺の船に乗らないか。

そして絶唱

2007-11-28 12:32:22 | Weblog
 ほんとに歌詞がすばらしい。初めて聴いた歌がある。
「カントリーロード第3章。」
曲紹介のMCで「なんでもないようなことがぁー」と。掛けたみたい。
カントリーロードのカヴァーはこんな詞。

   カントリーロードへいこう。
   あの日、閉ざしたままの心
   風にさらそう

「一緒に歌えー」というので、皆で合唱。40人ほどのオーディエンスは客から信者へと進化していた。

 知らない曲がほとんど。ずっと作りつづけているんだなあ。
「昔の曲なんかリクエストすんじゃねー、ホステスじゃねぇんだよ。でも応えちゃうんだなぁ。」

   すっげーいい風が入って来る
   窓のそばで曲を書く
   
ドラマという歌だ。4人のときからやってる曲だ。大好きな曲だ。40人の信者はすっかり聞き入っている。もう、ゆるぎなきトランス状態。

 「あと2曲、カヴァーとオリジナルやります。」

フォークルの"悲しくてやりきれない"。これは、僕が、6月に初めて弾き語りLIVEしたとき、一曲目にやった曲、思い入れもひとしお。こちらはアレンジが施されていて、なかなかの聞き物でした。サイコー。

 最後の曲のイントロ
「何の曲かわかる?」
僕はわかった。
「何があってもこの曲だけはちゃんと歌うと心にきめています。」

   ホモもレズも一般の人々も
   みんな愛するものがほしい
   子供も孫もじいちゃんも
   愛されていたい

タイトルは”みんなが誰かを愛してる”。
これも4人時代からの曲で、もうなんかすごい歌で、歌詞もすばらしくて、僕も一番好きな歌で、それをゆきのさんも特別な曲だと思っているとわかって、まさか最後にこれが聞けるとは思ってなくて、泣きそうでした。
MCどおり、絶唱。

 そして、オフステージで握手してくれた。僕の名前も覚えててくれた。
とてもうれしかった。

 自転車の帰り道、夜の国道の隅っこで、大声で歌いながら走っていた。
僕は無防備で無警戒な思春期の少年になっていた。
新しい信者の皆さんもきっとそうであろう。深い秋の夜の風の中でも寒くはなかった。

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