うちの子たちが通った幼稚園が建て替わった。
園庭のかたわらに大きな木があった。
送迎バスの出入りの邪魔になっていた。
きっと切っちまうんだろうと思っていた。
新しい園舎を見て驚いた。
切られるどころか、うまく建物に取り込んで、しかも
遊具と合体してとても楽しそうな遊び場になっている。
楽しそうに木のまわりで遊ぶ子供たちを見て感動した。
そうか、みんなあの木が好きだったんだね。
みんなに愛される木と、木を愛する人たち。
優しさとか、幸せとか、言葉じゃなくて、こういう形で見せてくれた。
そのことこそが素晴らしい。
木はすべての思い出を見続けるのだすね。