今夜は高蔵寺花音。
おとといも見た東京在住のシンガーソングライター、朱音さんのライブ。
どうしてもまた見たくてたまらなかった。
ギターはフィンガーピッキングでサムピックも無し。
だから独特の音色。弦に対する当たりが柔らかいので、ハープみたいなきれいな音がする。
曲ごとにいろんな奏法を惜しみなく繰り出して、それでいてリズムがまったくブレない。
匠である。
石川県の日本海沿岸で生まれ育ったとのこと。
北の厳しい海の鳴る音が聞こえた。
切ない歌詞がはかない夢のようなメロディに乗り、タイトなビートに刻まれて雪のごとく降り注ぐ。
朱音さんは境界に立っているのだと思う。
ギターを持ってこちらを見て歌っているその後ろには誰も知らない時空が広がっているのだろう。
漆黒の空に真白い星がまたたいているのだろう。
そして夜更け過ぎ、輝く電飾のパレードを見送った。
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