快風丸

俺の船に乗らないか。

フォームプラグ

2016-03-07 23:31:44 | Weblog

B&W CM5S2の背面、この前方後円墳のような樹脂パーツの円の部分がバスレフポート。

スピーカーユニットの後側から出る低音をここから外に出して、低音を強調する仕組み。

小さなサイズでも豊かな低音を実現するということですね。

 

説明書では、壁面から、前後左右とも50cm以上開けるのがセッティング上の理想であるとのこと。

しかし、この部屋では、横も後ろも全然無理。

横は30cm、後ろは10cmが限界。

となると、バスレフポートから出た低音が近すぎる後ろの壁に反響して、低音が強調され過ぎてしまう。

いわゆる「ボワついた」低音になるという。

そうなると、たとえばベースのアタック音が聞き取りにくくなる。

すると、演奏自体が締りなく聞こえてしまう。

ぼんやりとした演奏になってしまうということである。

 

で、その対策がこの黒いスポンジ。

フォームプラグ。

プラグというからには、バスレフポートに挿入することで、低音を抑制する用途です。

この状態で全部をふさぐこともできる。

では、いつものリファレンス音源、ダイアーストレイツのアナログ盤を聞いてみましょう。

 

 これだと抑制が効きすぎて、キレのある低音、バスドラの音色まではっきりとわかる面白さはあるが、

ドンという迫力に欠ける。

リズミカルな演奏だが、説得力に欠ける感じ。

 
 
で、ドーナツ状に真ん中を抜いて、差し込めば、抑制効果が弱まる。
 

  とりあえず、コレでしばらく聞いてみます。

低音が大きすぎると、高域の音をマスクしてしまうので、全体のキレが悪くなる。

その悪い部分は改善された。

音源によっても低音の音量は全く異なるので、なんとも言えない部分もあるが、無い方が良いかも。

小型スピーカーは、セッティングで大きく変わるようですので、いろいろ試してみます。