6:10 起きて、太陽の位置を確認する。カーテンの隙間から壁に落ちた光のかたち、
すでに欠けている。
もう少し寝る。
ちょっと曇っている。心がざわついている。興味とか好奇心以前に、
ホモサピエンスの本能として、おだやかでいられない。
天体望遠鏡が欲しかったんだ。
小学校の先生のうちにあった。ともだちと連れだって、見せてもらった。
天体のこと、宇宙のこととか考えていると、気が遠くなる。
誰も見たことのない、宇宙のはてについて想像する。それは、まったくのオリジナルで、
絶対にふたつと無い、誰にも邪魔されない、純粋でとても静かなイメージ。
また、思い出した。
意外と小さかったな、太陽。