今日のシネマ
2010年 スウェーデン
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最高に好きな映画です。
大泣きしました。
でも、多分 他の人は泣かないと思います。
何故なら、これはアスペルガー症候群を描いた話なので
どうしても主人公のシモンと二男、
シモンのお兄ちゃんのサムと長男を重ね合わせちゃったから。
うちの二男はアスペルガーではありませんが
同じ、自閉症スペクトラム という連続帯の中では
とても似ている行動があって、理解できる部分がたくさんありました。
まず、これはスウェーデンの映画です。
スウェーデン・・・そう福祉に力を入れている国です。
(一言で福祉国家だと括って崇めるには昨今の実情は少し変わってきているようですが)
「僕はアスペルガー症候群だから人に触られるのが嫌いだ」
と、主人公のシモンは 何度も口にしていました。
そして、そう言われた相手は、みんな、「あ、そう」 という感じで
それを特別な風ではなく受け入れていました。
もし、日本でそれをやったら(言ったら)どうなんだろう、と
やっぱり私は一般の人とは少し違う見方をしてしまいます。
だから、その意味だけで捉えると、私にはすごく羨ましく感じちゃったんです。
シモンを一番理解しているお兄ちゃんのサム。
本当にいいお兄ちゃんです。
でも、お兄ちゃんの彼女はシモンの行動に我慢ができず、結局出て行ってしまいます。
シモンはお兄ちゃんの悲しみがよく理解できませんが
それでも、なんとかしてお兄ちゃんのために新しい彼女を探し始めます。
家のお皿を洗ってくれる彼女を。
シモン役は ビル・スカルスガルド 、お兄ちゃんのサムは マッティン・バルストレム
シモンをずっと理解してくれるであろうイェニファー役は セシリア・フォッシュ。
これは映画だから、
作り物の話だから、
やっぱりちょっときれいごとで終ってる気はしたけれど、
シモンのことをこんなに良く理解してくれる人が現れたこと、
心の底から嬉しかった。
良かったね! シモン。
私の大切にしたい映画がまた一つ増えてうれしい。
ジュリアさんのブログを読んだおかげで初めてその存在を知りました。
シモン役のビル・スカルスガルドやサム役のマッティン・バルストレム、それにイェニファー役セシリア・フォッシュなど出演者にも興味が湧いてきました。
チャンスがあれば是非借りてみたいですね。
そして、そう言っていただけるとアップした甲斐があります。
いったい世の中には何本の映画があるんでしょうね。
例え数えられたとしても 日々製作は続いていて
とてもじゃないけれど、全部観れるわけではありません。
でもそのたくさんある映画の中で 自分が大好きな作品に会えると
本当に嬉しくなる。
そういう意味で、やっぱりブログを通して
映画好きさんのお薦め映画を知ることは有意義だと思っています。
お互いに感動を分けっこしたいですよね。
もちろん好き嫌いは人それぞれだけど、
情報交換は大切かな、って。