今日のシネマ
2014年 韓国
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「ワンドゥギ」のイ・ハン監督が再びキム・リョリョンの小説を映画化し、
突然の自殺を遂げた少女をめぐるドラマを描いた。
スーパーマーケットで働くヒョンスクは、
クールな長女マンジと明るく優しい次女チョンジを女手ひとつで育てていた。
ところがある日、チョンジが自ら命を絶ってしまう。
残された母と姉は、悲しみに暮れながらも2人きりの生活に慣れようと努める。
そんな折、チョンジの友人たちに会ったマンジは、
妹が家族に隠し続けてきた学校での出来事や、親友だったファヨンの存在を知る。
(映画comより)
少し前に イ・ハン監督の『無垢なる証人』を見て面白かったので
他の作品も観たいとリスト入りさせていました
キム・ヒャンギ が次女のチョンジ役で ここにも出ていて
センシティブな少女を好演しています
いじめによる自死・・・
クラスのグループラインに入れてもらえない
友達の誕生パーティーに1時間遅れの時間を知らされる
「死ぬとは思わなかった」
「そんなことくらいで?」
”そんなこと” の受け止め方はみんな違う
苦しみは物差しじゃ測れない
チョンジの苦悩に気づかなかった姉のマンジが自責の念を抱いて
真相を調べ始める
でもこれは犯人を突き止めたり復讐したりする話ではなく
ただただ自分の知らなかった妹について知りたかった
チョンジは家族に心配をかけないようにと 本心を隠して過ごしていた
その ”優しい嘘” は 結果的に家族を苦しめる結果になってしまった
例え辛い事があっても それをぶつけていれば・・と
これは残された家族目線の話
何を言ってもチョンジはもう帰らない
お母さんは キム・ヒエ
お姉ちゃんは コ・アソン
隣人 ユ・アイン が暗い場面の中で息抜きさせてくれる貴重なキャラでした
そして ファヨン(キム・ユジョン)
加害者は今度は被害者に移行する
お姉ちゃんは彼女を赦します
妹のせいで今度はあなたが死んでは困ると
ラストの夢のシーンが 涙を誘います・・・
2022-8