今日のシネマ
2011年 インド
大泣きしちゃいました。
でも、普通の人はそんなことはないと思います。
私の涙腺、どこまで緩くなってんの~?
インド映画、大好き。
でも、この映画はいつもの ”歌って踊って・・” のノリではありません。
主人公のスタンリーは明るくてクラスの人気者。
でもある事情で学校にお弁当を持っていけません。
お昼の時間は教室を出て水道の水を飲んでいます。
そんな彼を見かねてクラスメートたちが彼にお弁当を分けてあげるんだけど
ここに登場するのが信じられないような悪い教師です。
日本だったら絶対にニュースになって責められるであろう教師ですが
国が違うとこんなにルーズなんでしょうかねぇ・・・・
演技経験のない子ども達を集めて1年半に渡りワークショップを開いて撮影したとか。
だからまるでドキュメンタリーみたいに自然。
終盤に何故 スタンリーがお弁当を持ってこれないかがわかります。
でも、彼が嘘をついてまで守りたかった自尊心というか気位、というか
生きる上での強さがすごく理解できて・・・
悪い教師役のアモール・グプテ、という人、
実はこの映画の監督でもあり、スタンリーの実のお父さんでもあるそうです。
エンドクレジットで、インドの就労児童が1200万人いる、ということが流れ、
ああ、これが伝えたかったことなのね、と納得。
日本は幸せだ・・・