今日のシネマ
2018年 アメリカ
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先日行われたアカデミー賞・・作品賞と脚本賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)でオスカーを取ったのがこの映画です。
とても良かった。是非多くの人に観てほしい。
が、差別というものについて、考えさせられる映画でもありました。
久しぶりに ”悔しくて” 泣いちゃった。
1960年代、黒人ピアニストのシャーリー(マハーシャラ・アリ)は
南部へツアーに行くにあたり、ドライバー兼用心棒を雇います。
それがトニー。(ヴィゴ・モーテンセン)
「グリーンブック」(黒人向け旅行ガイド)を渡され、8週間という二人の長い旅が始まります。
ホワイトハウスで演奏したこともあり上品でお金持ちのシャーリーと環境も性格も正反対のトニー。
人種差別が色濃い南部へのツアーではいろいろな問題が起こります。
でも、一緒に時間を過ごすうちに最初は噛み合わなかった二人が
徐々に心を通わせるようになっていく・・・という、まあ、ストーリー自体はよくあるものなのですが、
ちょっと笑えるエピソードを盛り込みながら進む二人のロードムービーが最高でした。
トニーが、奥さんであるドロレス(リンダ・カーデリニ)に書く手紙のくだり・・・
彼らがNYに戻ってきた時、奥さんはちゃんとその真実がわかってたとこ、好きだわぁ~~
これ、実際にあったお話なんだそうです。
実際の二人がこちら。
ツアー後もずっと交流が続いたようですね。
さて、このように映画はとても良かったのですけれど私の中で悶々としていたことが一つ・・・
何しろ私の中では ヴィゴ = アラゴルン なわけで。
トニーが余りにもアラゴルンと真逆だっただけに
「これは全く別の映画なんだから」
と言い聞かせてるもう一人の自分がいて、それがうるさかったのです。
あ、これはあくまでも私だけの問題なので無視してください。
一つの作品が好きすぎるとこういう現象が起きるのですね。
アハハ・・・