今日のシネマ
2016年 アメリカ
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映画レビューが溜まりに溜まってきたので頑張って記そうと思います。
まずは一番最近観たこの作品を。
2009年に実際に起こった飛行機事故を イーストウッド 監督が描きました。
上映時間96分!!
題材が題材だけに 「素晴らしい」 という言葉を使うのは不謹慎かもしれませんが
犠牲者が一人も出なかったということを踏まえて言わせてもらうと
本当に素晴らしい映画でした。
乗客155人を乗せた航空機がバードストライクによりマンハッタンの上空850メートルでコントロールを失う。
機長のサレンバーガーは必死に機体を制御し、ハドソン川に着水させることに成功。
その後も浸水する機体から乗客の誘導を指揮し、全員が事故から生還する。
機長は一躍 国民的英雄として賞賛されるが、その判断が正しかったのか、国家運輸安全委員会の厳しい追及が行われる。(映画com.に加筆)
アメリカで起きたこの飛行機事故。
当時はニュースで何度も見て、多分なんらかの会話をしたはずなのに
記憶は薄れ、詳細に至ってはこの映画をみるまでほとんど知りませんでした。
”奇跡” ではあるんだけれど
その言葉だけで終らせてはいけない、と強く思いました。
機長の冷静な判断と長年の経験で積んだ技量と副機長との信頼関係・・・
それらが結果として奇跡を生んだんだと。
シミュレーターでの検証で機長が正しかったことがわかるシーンでは鳥肌が立ちました。
主演は トム・ハンクス
文句のつけようがありません。
奥さん役に ローラ・リニー 、副機長には アーロン・エッカート
そして、驚くのは、実際の事故現場に遭遇した人たちが
何人もこの映画に参加しているそうです。
びっくり。
DVDの特典映像にサレンバーガー機長本人と奥さんと娘さんのインタヴューが収録されていて
またびっくり。
そしてそして・・・
母より年上、86歳のイーストウッド監督にまたまたびっくり、そして心からの敬意を!
次作も期待してますっ!
あ・・原題の 「サリー」 というのは
サレンバーガー機長の愛称です。