今日のシネマ
2007年 アメリカ
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取りこぼしレビューです。
キャサリン・パターソンの同名ロングセラー児童文学を映画化した感動ファンタジー・ドラマ。
多感な少年期の主人公が大人びた転校生の少女に気後れを感じながらも
ふたりで森の中に空想の王国をつくり 互いの絆を深めていく姿を
ファンタジックな映像表現の中に年頃の少年少女のリアルな心情描写を盛り込み
ほろ苦くもエモーショナルに綴る。
監督は「ラグラッツ」などのアニメ作品の制作で定評のある ガボア・クスボ。これが実写映画監督デビュー。(TSUTAYAより)
パパと一緒にDVDで観ました。
児童文学が元だけど、子ども向け、というよりは 私たち大人が 子供の頃の自分を思い出すきっかけをくれる作品だと思いました。
内向的なジェスは学校でいじめられ、家庭でもまた居場所のなさを感じている。
そんな彼のクラスに転校生のレスリーがやってきた。
彼女の家は芸術一家。
自由奔放な彼女は、周りにうまく溶け込めず浮いた存在。
でも、前向きでエネルギッシュな彼女にジェスは刺激を受ける。
現実社会に溶け込めない二人が惹かれ合い、森の中に想像の国、テラビシアを作った。
二人が空想しながら成長していく様子は観ていて楽しい。
しかし・・
終盤、突然の悲劇が二人を襲います。
愛する人との永遠の別れ・・・
疎外感から解放された代償が、余りにも大きくて悲しかった。
それと、生まれた時から〝個″を重んじるアメリカと
〝寄り添って″育てるのが良し、とする日本では観客の感想も別れるのかな、って思いました。
ジェスを演じているのはジョシュ・ハッチャーソン。
レスリーはチャリチョコの生意気な女の子、アンナ・ソフィアロブ。
アンナはレスリー役にピッタリでした。