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D-HAUSレポート☆4~深町純さんのピアノコンサート

2005-11-14 23:29:24 | ◆D-HAUSレポート(終了分)

今日は一週間ぶりにD-HAUSのお仕事に入りました

夜、ピアニストの深町純さんがいらっしゃって、コラーニピアノで演奏するイベントがありました。
あたしもちゃっかり潜入(o^-’)b

余談だけど、すでに何回か紹介してるルイジ・コラーニデザインのペガサスと呼ばれるピアノ、世界に二台しかなくて、一つが今回ここに展示されてる、コラーニ氏所有の白バージョン。そしてもう一台は黒バージョンで、アメリカの俳優、エディ・マーフィーが所有するらしぃ

さて。今日のコンサートではまず、深町純さんがとてもおもしろい話をしてくれた。
『最初に弾く人でピアノの音が決まる』。ピアノ内部のチョウバン(?)の細胞が、最初に弾いたときに決まるから。だから、ピアノは造られた後、一番最初はうまい人に弾かせる、とよく言うらしぃ。
そして、調律の奥深さについて。ピアノは一つの音に三つの弦が関与している。だから調律という仕事は、正しく音を調節してると同時に、三つの弦を加減して微妙な“音色”を作る作業でもあるんだって

そんな興味深い話をした後で、深町さんは、即興の演奏をしてくれた。ピアノの即興なんて初めて体験したけど、これがスゴい
深町さんは、「僕にどなたか、メロディーをください」と言い、でも誰もが戸惑って何も言えずにいると、「いきなりじゃ難しいか、じゃあ、たとえば、このピアノのデザイナー、コラーニ。コ ラ~二…」と、メロディーにのせてコラーニを発音した後、それをピアノの音で再現。そしてちょっと目を閉じて、演奏を開始する。もぉ、びっくりした。だっ て、深町さんがコラーニ、と音にのせて発音してからわずか数秒後には、その音がポイントになった曲がステキにピアノから流れているんだからっ。天才だと、思った。しかも、途中ジャズっぽいリズムになったりもして。七変化。最初は同じフレーズをリピートしていたその創りたての音楽も、徐々に広がりを見せていって実に見事だった。その強い意志を感じる音も、爽やかに響いて心がスーっとほぐれて、感動もした。

その次も、お客さんからでた、「ひゅーる りぃ~」というフレーズを音にして、即興でピアノを演奏してくれたけど、これがまた、そのフレーズの寒さを、高音と、力強い低音とで見事に表現していて、 枯葉が舞うのが見えたし、寒気さえ覚えた。すごいな、ピアノひとつであの表現力。あたしもピアノ習ってたことあったけど、ピアノってあんなことできるん だっけね

ということで、今日もまた、D-HAUSにてステキな体験をしました
とゆーか!!高校時代の同級生にD-HAUSで遭遇!いやぁ、びっくり。不意打ちだっただけにとっても新鮮で、懐かしくて、それだけで今日は楽しかった

そんなステキなD-HAUS、いよいよあと1週間ちょいとなりました。
今週は何かとコンサートなどイベントがあります。
19日(土)は午後3時より、大江千里さんのピアノの伴奏で東ちづるさんが自作の絵本の読み聞かせというイベントも
週末にはワッフル屋さんとはちみつ屋さんのワゴンカーも来て楽しい雰囲気になる予定です


◆HP: http://www.d-haus.jp/◆D-Haus ~2005年11月23日(水)まで ◆旧自治大学校キャンパス(東京メトロ日比谷線・広尾駅1番出口から徒歩5分) ◆入場料(1ドリンク付):一般1300円 / 小・中学生700円 --前売り有。それぞれ1000円/500円。