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2ストV型2気筒(ジャンク品)

基本自力メンテマンなので車、バイク業界に貢献していません!!

TZR250R ピカピカ計画Vol.1 イグニッションコイル&プラグコード交換

2018-07-23 00:09:22 | TZR250R
TZRに乗り始めてついに7年目となりました。
先日点火系の不良(走行中に一瞬キルスイッチを切ったように点火しなくなる)が起こり、マニュアル指定の点検個所をチェックしましたが問題なし。
仕方がないのでお店に出しましたが、そこでも症状こそ確認できるものの原因分からず。
その時引き取りに行ったらなんだか随分とボロッちく見えること見えること。
そんなわけで始まったTZRピカピカ計画。現在も進行中であります。今回は修理に出す前のイグニッションコイル編。
なお、資金は直近のボーナスと給料のほぼ全額を投入しています。

まずは点火系の総点検。



バッテリー
マニュアルにて満充電時電圧12.8V以上
ピッタリですが車載状態から取り外しただけなのでこんなものかな?



ヒューズ
導通あり



メインスイッチカプラ(赤、茶間)
導通あり



エンジンストップスイッチカプラ(赤/白、赤/白間)
導通あり



ニュートラルスイッチコネクタ(空色、アース間)
導通あり



サイドスタンドスイッチカプラ(黒、青/黄間)
導通あり



イグニッションコイル1次コイル抵抗値(左バンク)
マニュアルにて0.136~0.184Ω
こちらはテスター導線を直結させても0.5出るため問題なしとしました。



イグニッションコイル2次コイル抵抗値(左バンク)
マニュアルにて4.96~7.44kΩ
問題なし



イグニッションコイル1次コイル抵抗値(右バンク)
問題なし



イグニッションコイル2次コイル抵抗値(左バンク)
問題なし



ピックアップコイル抵抗値
マニュアルにて184~276Ω
問題なし

そんなわけでテスターでは判断できず。
異常が出ているときに当てればまた違うのかもしれませんが、走行中に復調してしまう(発生時間は長くても5秒程度)ため、トラブルシューティングできませんでした(これについてはこの後修理依頼したお店も同様)
とりあえず新品にできるところだけでも、ということでイグニッションコイルとプラグコードを交換してみることとします。



用意したるはNGKのパワーケーブル。
せっかくなのでアダプター無しのコード直結+できるだけ短くセットします。



イグニッションコイル内はこんな感じになっています。
節点部分がネジ状になっているので、反時計回りにくっついているコードをねじれば純正のコードは外れます。
取り付け画像を撮っていませんが、もともとの青いパワーケーブルよりも短くセットできました。
ちなみに純正のプラグコードがφ7であるのに対し、パワーケーブルはφ8と普通は直接取り付けできません。
そこで外皮を削る必要がありますが、カッターより便利なのはT字カミソリ。これであれば切れ味十分な上、削り過ぎることも少ないかと。
もっとも、パワーケーブルは付属のアタッチメントを使って取り付けることがメーカー推奨ですので邪道な取り付けとなりますが……。

試走行してみましたが、症状は変わらず(こののちお店に出してます)
2~3分程度だけエンジンを止めた直後に症状が出るという点は安定しているのですが、点検から3か月たった今でも原因は不明です。
お店でもCDIをメーカーから借りるところまでやってくれたそうですが、それでも症状は出るとのこと。
試してないのはピックアップコイルぐらいとのことですが、CDIともども新品は存在しないんですよね。

TZR250R ガソリンタンクピンホール補修

2018-03-18 23:12:25 | TZR250R
画像をサムネとリンクにできるようになっていたみたいなので今回からそれでいこうと思います。(サムネ画像がPCからだと小さすぎて見づらいので今後は今まで通りにします)
画像クリックで大きくなります。

2月ごろから燃料コック周辺にガソリンが垂れた跡があるぞ?と気づいたため燃料コックを新品に交換しました。
しかし漏れは止まらず、よく観察してみるとコックに近い個所のタンク裏が濡れてる。ピンホールが発生してしまったようです。
調べてみたところ、塗装をはがせば鉄とハンダの密着性はいいとのこと。というわけでピンホールのハンダ補修に挑戦してみました。



タンクからガソリンを抜き、中に水を入れて洗浄ついでに漏れを確認したところ、この塗装が剥がれてきている位置から漏れてきている模様。



塗装をはいでみました。
確かに穴が開いてしまっています。



ハンダを載せやすいようにポンチを打ちました。この後パーツクリーナーでしっかりと脱脂します。



ハンダが載りました。正直電子基板などの工作用ハンダごてでは熱量不足な感じがあり、いくらタンク側を温めてもハンダが融けてくれなくて難儀しました。
そのくせ時間がかかってしまうと油分等でハンダがタンクから弾かれてしまい、密着してくれません。
ハンダが弾かれてしまった場合は一度諦め、脱脂し直した方がいいでしょう。
産廃は買っていなかったので使っていませんが、フラックスと呼ばれるものを用いればもっと簡単かと思われます。



ペーパーで段差をなくしているところです。おおむね面が出たところで車用のホワイト塗料をタンク裏側から3度ほど重ね塗りして錆予防としました。
穴が埋まったのはいいのですが、もう一度タンク内の錆び取りを行った方がいいのかもしれませんね。

TZR250R ピストン交換

2018-03-03 23:37:43 | TZR250R


TZRのパワーダウンが顕著になってきたので、腰上部品の交換を行いました。
ちなみに今回の交換資金は冬のボーナスです。

新品に交換した部品は、
3XV-11610-00 ピストンリングセット×2
3XV-13613-01 リード、バルブ×4
3XV-13621-00 ガスケット、バルブシート
3XV-13622-00 ガスケット、バルブシート
3XV-11181-00 ガスケット、シリンダヘッド×2
3XV-11351-10 ガスケット、シリンダ×2
3XV-11631-01-95 ピストン、(STD)×2
93310-316-H7 ベアリング×2
3XV-11633-00 ピン、ピストン×2
93450-17129 サークリップ×4
3MA-14613-00 ガスケット、エキゾーストパイプ
になります。

また、ヤフオクで洗浄済みのYPVSバルブを入手していたので、そちらに交換もしています。

分解、組み立てに関してはサービスマニュアルに加えて、緑の人の記事を参考に進めていますが、それでも途中つまずいたところなども書いていきます。




まずはタンクとエアクリボックスを取り外します。




冷却水を抜き、リザーバタンクを取り外します。



次はチャンバー取り外します
前オーナーの手でチャンバーはワイヤリングして固定されていました。



これで右バンクのシリンダーが取り外せるようになります。



シリンダーを抜く前にYPVSバルブを取り外します。
カーボンの堆積など少なく、割ときれいな状態ではないかと思います。



ヘッド、シリンダーを取り外します。
プラハンでコンコンたたいてガスケットからはがしました。
なお、右バンクのヘッドの画像は忘れましが、カーボンの堆積はなく、ガスケットリムーバーを拭いてウエスで一拭きすれば地の色が出てきました。



画像の時点ではピストンが外れていますが、シリンダーを取り外したらウエスを詰めてクランク室側にゴミなどが入らないようにしておきます。

また、ピストンを外す際の注意
サークリップを外した後、コンロッドに横方向の力がかからないようにしてピストンピンを抜くという指示がありますが、新品ではするりと入るピストンピンも、ある程度走行するとクリアランスがずれ、抜けなくなるようです。
この状態のピストンピンを抜く場合、ドライヤーやガスバーナーでピストンを熱し、ピストンとピストンピンの熱膨張の差を利用してピンを抜くようです。
取り外せず産廃が悩んでいたら先輩からついたーで情報が流れてきました(Wさん情報ありがとうございます)



さて、取り外した下(右)バンクのピストン、
リングからの吹き抜けがありますが、全体的にきれいなものかと思います。
リングの固着もなく、ピストントップ部のカーボンの堆積もほぼありませんでした。



さて、鬼門の上(左)バンク、画像の範囲の部品を取っ払わなければシリンダーが抜けません。
この範囲では冷却水のホース、キャブを取っ払います(見えていませんがスロットルワイヤーが動かしやすいように右バンクのキャブも外しています)
ちなみにこれらは完全に取り外さず、ワイヤーを繋げたままぶらぶらさせてても大丈夫です。




車体前側では、ラジエターを下側のステーから外し、上側固定部を軸に前へ押し出せばシリンダーが抜けます。



ヘッドが外れました。
こちらもシリンダーを抜く前にYPVSバルブを取り外します。
右バンクと同様シリンダーを抜くのですが、こちらは奥まっていることもありプラハンで叩きにくいです。
世知辛いのじゃ~とか言いながらコンコンコンコン叩きまくりました。



取り外した左バンクのヘッドとピストンです。
こちらもヘッドは綺麗なものでした。
ピストンは右バンクと比べると若干ピストントップ部のカーボン体積が多めでした。



ヘッドのアップ。
撮り逃した右バンクも大体こんな感じです。



こちらはシリンダー内壁。
特にメッキに損傷などは見られませんでした。




左バンクのシリンダー下部にメッキの剥がれ?位置的にはピストンのエッジ部分のようですが……。



キャブを外したのでついでにリードバルブも交換します。
こちらは右バンク。



こちらは左バンク。
リードバルブ側も気持ち左バンクのほうが汚い気が……。
リードバルブに損傷はありませんでしたが、元々あったはずの反りが無くなっていました。



開けてみるとリードバルブのストッパーに3XV10の刻印。
ってことはSP用のストッパーなのかな?
STD用よりリードバルブの開き角度が大きいようです。

組み立ては例によって逆手順なので省略します。
組み上げ時に気を使った点としては、
・古いガスケットはガスケットリムーバーを惜しみなく使ってきっちり落とす。
・シリンダー、ヘッドの組付けトルクはマニュアル値を守って締め付ける。
といったところでしょうか。
今回の副次効果として、右バンクヘッドからの水漏れが無くなりました(今までは漏れ止めでごまかしましたが、今回組んでから入れなくても漏れませんでした)

この後4000回転までで500㎞(混ガス併用)、普通のガスにして8000回転までで500㎞の計1000㎞慣らしを行いました。
12000まで回せるようになって、実際回した時には絶頂するかと思いました。具体的には、10000あたりから頭打ちする感覚だったのが12000まで一気にフケるようになりました。
実際車体購入当時は12000まで一気だったと記憶しているので、実際は落ちていたパワーが回復しただけなのでしょうが……。
正直なところ年始の5日間をほぼこれに使ってしまったため、作業自体は面倒だったのですが達成感は大きかったです。
でもいじる場所は雨風が入ってこなくて、電気も使える場所がいいなぁと思ったピストン交換でした(途中何度大学のガレージとかでやればよかったって思ったか)

TZRの美観重視メンテ

2017-11-19 23:49:17 | TZR250R
TZRも弄っていきます。
今回は見た目重視なところがある変更ですが……。
ちゃんとボーナスが出ることを期待して腰上の部品もそろえましたが、そちらは作業時間と場所の関係でまたいずれ……。
XLRの腰上部品も買ってしまったこともあり、2か月連続の赤字にヒ―コラしてます。



今まではこんな感じです。
あまり気にしてはいなかったのですが、動画でも撮ろうかとトップブリッジにカメラマウントを取り付けて動画撮影しようとしてみたところ……。






黄ばみと擦り傷でろくに前なんか見えません。
アタック掛けようとしても前方視界不良で伏せきれないので、交換することにしました。
だいぶ前から考えてはいたのですが、スクリーンも結構値段が張るんですよね。
社会人になったことにより金のパウァを得たので思い切って国産のお高いやつを買ってみました(そういう買い方だから腰上部品買いだめの件をを含めて貯金に回らないのだが……)



アクリポイント製のスクリーンです。
ウェビックにてセール時価格12000円ほど。
どうせ中華製でも4000円ぐらいするし……と後悔はしない方針で。
ちなみに純正のポリカではなくアクリル製です。
そのため透過率がいいのでしょうか?
その代わり樹脂の柔軟性は低いのでこけたら割れる可能性大。まあ純正スクリーンも劣化しまくってるので割れるリスクはトントンでしょうが。



純正スクリーンとの形状比較。
若干中央部が高くなっており防風性能アップかな?
縁のリブは無くなっていますね。硬いからポリカと違ってビビったり風圧でたわまないので必要ないとか?




保護フィルムをはがしていきます。
この時点で感じる圧倒的な透過率。



こちらも純正と比較。
画像じゃわかりづらいですね。
段ボールの表面が剥がれたところは同じ色だと言えば分かりやすいでしょうか。




取り付けるとこんな感じ。
この視点からだとかなりの変化です。



ついでにハンドルバー固定用のボルトも注文して付けてみました。
正直きっちりクランプされていれば必要ないし、こけた時にボルトが折れて面倒にならない分無い方がいいとも考えられますが……。



日を変えて次はサイレンサーを交換します。
去年の5月にバイト先で当てられ、派手に転倒したことでサイレンサーが壊されてから純正のサイレンサーを付けていましたが、それまでのJhaのNSR用?と思われるサイレンサーに比べて、

・重い
・純正のくせにバリバリビリビリうるさい
・抜けが悪いのか10000からフケない

の三重苦だったため、純正サイレンサーを買う前に買ったが使わなかった、ヤフオクで2本1万ちょっとで売られているチタンカラーサイレンサーを付けてみました。
見た目の通り短く細いです。内部構造的にも隔壁等がある純正と比べ、いわゆるストレート構造のため抜けがいいでしょう。
前のサイレンサーの経験から、ストレート構造でも消音剤がしっかりしていれば劣化した純正より静かですし。



さて、問題点として、純正は3角形のネジピッチが44mm?なのですが、こちらは40㎜です。そのままではサイレンサーが付きません(フランジのほうがサイレンサーより太いのは無視します)
そこでこのサイレンサー取り付け部分のフランジの穴を削り、長穴加工することで装着することにしました。
以前は不可逆的な加工が嫌だったため改めて純正サイレンサーを買いましたが、性能の劣化に萎えてしまったので。
どうせこのチャンバー売ったりするはずないし。



削りは普通の金物用丸棒ヤスリで行いました。それほど固くなかったので6か所全てを削り過ぎないよう注意して削って行っても1時間ぐらいで済みました。
大体長穴の頂点同士の距離が8mmくらいになるまで削れば問題ないかと。



組立時は付属でついてきた分厚いガスケットに加え、液体ガスケットを塗っておきました。



これにて完成です。



昼飯を食べて乾燥させてから試走に行きました。無事排気漏れもなく、音量も純正サイレンサーと同等、不快なバリバリビリビリ音も無くなりました。
抜けもよくなり、10000以上の伸びも回復。
サイレンサーの交換は美観よりパワー回復の方がメインだったので、とりあえず一安心です。

エアクリボックス再生

2017-10-10 23:19:20 | TZR250R


前回の整備にて不完全燃焼だったTZRのエアクリボックスネジ穴補修を行いました。



おにYよりおすすめの鬼目ナットを実家に戻った際に近所のシマチュウにて購入。
現在の住処近くのコメリではM5用しかありませんでした。



リーマーと六角レンチで穴を拡大しインサートします。



無事完成

今までの状態でもエアクリボックスに隙間が空いていたりってことはなかったので性能的には何も変化がありませんが……。
この後あたりからフケがよくなった気がするのも気温の変化でしょうね。
金木犀の香りが一番強かった時期です。

次回は購入後1年半の間ここに書かれてないあれの予定です。