木になる 木の合う 事柄

今 こんなことをしています。

越前 松平家の名品展

2010-05-24 19:32:56 | あんなこと こんなこと
今 福井市郷土歴史博物館で開催中の展示物を 拝見してきました。


        福井の殿様 松平家の名品が展示されています。
             
6月16日は 旧暦ノ端午の節句になるそうですから 子供関係の品が中心でした。 


      子供用の鎧   儀式に使われたそうです。
         「鎧着初め」成長を祈る儀式  その様な儀式があったのだそうです。


     振袖   肩上げ 腰上げがなされています。
            雀の模様が可愛らしい。


    鯉のぼりノ置物   象牙製です。
        子供と鯉は一体ですから 彫技はすごい。

                   他に 絵画・彫金・刀等が展示されていました。

         やはり 殿様は立派な品物を持って居られます。

舎人門

2010-05-24 07:22:33 | 木彫
6年前に建てた 舎人門   福井城 北側の門
          福井市郷土歴史観敷地内に再建しました。


      六年経つとかなり汚れてきます。
      雨のかかる柱の下の部分が薄汚れてしまっています。
年月が経てば汚れる事は仕方のない事ですが、 
汚さないように気を使って加工し 真新しい木の香漂う姿を見ている者にとっては 
                         やはり寂しく残念な事です。


   風雪にさらされ 日光を直接受ける破風板。   割れていないだけでも嬉しい。


この破風板は もっと日光 特に西日を受けますから 傷み激しいかと思ったのですが
                            それほどでもないようです。

さすがケヤキ  この部分は陽が当たるからと材料を選んだだけの事はあります。

もっと 年月を経て全体の色がグレーになると風格が出るのですが
         これから当分の間は 薄汚れた感じが増すことでしょう。

思い出に残る仕事をすると 時折自分の目で確認できることは嬉しい。

材料は一級品ですから 300年は持つと大工達と話していました。

当然 私よりは長生きしますから 死んでからも恥をかき続ける事になる。・・・