茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記3月14日「鍼灸のデトックス効果は。」

2012-03-15 06:35:35 | 日記
今日は午前中一日車検に行って車の整備、「人間整備工」を自称する私も車の整備はプロにおまかせです。
その間に書類整理をと思い、ノートPCを持ち込んで、「交通事故の治療報告」を作成、私の治療院では、ケベックWADの「むち打ち損傷重症度分類」に従って治療計画を立てていますが、治療開始の2ヶ月を過ぎると保険会社から問い合わせの書類が送られてくる。これを作成するのが項目が多く、筆が遅いので時間がかかる。なんとか車検中に書類を仕上げ、書類を投函、車を受け取り治療院へ。
午後から「腰痛+膝痛」の患者様を数人治療、脊椎すべり症とか脊柱管狭窄症とか大腿神経痛の患者さんは「腰痛+膝痛」がセットになっていて、膝が痛いと言う患者さんの多くは「腰」に原因があることが多い。
「腰痛」の治療をしていくと「膝痛」も取れてくる。
そんな中患者さんの一人から「鍼灸治療を受けると、今まで無いような濃い色の尿が出る、大丈夫ですかね。」との質問が、基本的な治療は「冷えを=精気の虚」を取る治療なので、深い鍼はしないので腎に当たることは無い、東洋医学的には「陽虚=体が冷えている」場合は「尿」は透明な感じになる。「冷え」を取る治療をすると、気血の流れが良くなり、臓腑の働きが改善されることにより、新陳代謝が活発になり、老廃物を排出する作用が活発化して「尿」の色が一時的に濃くなることがありまが異常ではありません。当世風に言えばデトックスの効果と言うのでしょうか。老廃物の他にも、体内の余分な水分排出する働きも活発化しますので浮腫も取れます。さらに御老人性の便秘に多い「陽虚」が原因の便秘も「冷え」をとる治療で治ります。治療を終えるとトイレに生きたくなるのは、新陳代謝が活発化した証拠でもありますね。
車の整備は「自動車整備工」に任せるとして「人間」の整備は「人間整備工」である鍼灸師にお任せ下さい。

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