当院で鍼灸による不妊治療を受けている方から「漢方薬も併用してみたい。」と相談を受けました。
東洋医学は鍼灸・湯液・導引が三本柱です。湯液とは漢方薬の事です。
湯液と鍼灸では「証」の立て方が少し異なるのですが、基本となる東洋医学独自の人体観は同じです。
鍼灸と漢方薬を併用することで「妊娠できる体を創る。」ことには賛成です。患者さんには信用できる「漢方薬店」「漢方医」の診察を受けるようにお話しました。
今回処方された漢方薬を持参されたので拝見させていただきました。
薬名は挙げませんが当院での治療の際に四診で立てた「証」である「腎虚証」と「瘀血」を改善する「肝腎陰虚」を補う薬が処方されていました。
「漢方医」さんも私と同じ見立ての様です。それぞれの立場から「妊娠できる体を創る。」ことに協力できれば必ず良い結果が生まれると思います。