茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記6月25日「美容鍼・しわの治療。」

2012-06-26 09:09:24 | 日記
今朝のNHKあさイチで「新美容医療塗るだけでシワ改善!?シミたるみも」を特集していました。

その中で、自らの血液成分を肌に注入、若い頃の肌の張りを取り戻す「しわ治療」の話しがありましたが、
PRP(多血小板血しょう)注入療法の「肌細胞の活性化・再生」の理論に基づくしわ治療と言うのは美容鍼の理論と通じるところがありますね。
北川毅先生の中医美容学の講座で「血小板の中に細胞増殖因子があり出血させることで肌細胞の活性化・再生の効果が促進される。」と習いました。

「PRP(多血小板血しょう)療法」による「しわの治療」は、みずからの血液から作ったPRP(多血小板血しょう)を、しわの気になる部分に注入、肌のハリが戻り、しわの改善がはかられる治療法です。

私の治療院では、しわやほうれい線の改善を目的とした施術では、非常に短い間隔でしわやほうれい線上に横刺による刺鍼を行い、表皮や真皮に微細な傷をつけることで、皮膚の修復作用を活性化させ、膠原繊維層の修復を促進し、「しわの治療」を行っています。
美容鍼による「しわの治療」は、鍼で微細な傷を付けるだけのため、出血も少なく、肌細胞の活性化・再生の理論により異物も注入しないので安全です。



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壽堂日記6月24日「不妊治療・卵子の老化」

2012-06-25 11:39:55 | 日記
NHKで不妊症と卵子の老化について特集していました。
女性はすでに胎児の時に、未成熟の卵子を卵巣に持っています。
女性の体が大人になり、ホルモンの働きにより卵子が成熟したら排卵します。卵巣に卵子が出来た胎児のときから卵子の老化が始まっています。つまり卵子は母胎となる女性と同年齢と言うことです。

当院では鍼灸による「不妊症」の治療を行っています。
残念ながら鍼灸治療は卵子の老化を止めることは出来ませんが妊娠しやすい体調に母胎を調えることが出来ます。
鍼灸治療は卵巣や子宮だけでなく、全身の気血の流れを調え、体内の陰陽バランスやホルモンバランスを良くして、子宮内に胚が着床しやすい状態にします。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壽堂日記6月22日「鍼の響きが気持ち良い」

2012-06-23 05:56:49 | 日記
金曜は通常休診なのですが、急患が来院『背中から足先まで凝っていて痛い。』ということでした。定期的に通院されているお客様なのですが、背中をタオルの上から軽擦すると脊柱起立筋が頸部から腰部まで非常に硬い、カルテを調べて見ると通常は鍼は一番鍼(0.16mm)を使用しているのですが、今回は2番鍼(0.18mm)を使用し丁寧に前揉撚しながら鍼管を使い優しく刺入、置鍼していると脊柱起立筋に緊張が解けていて行くのが分かりました。鍼の感覚について尋ねると『痛くは無いけれど、今日はジワーと来る感じがする。』との事でした。0.02mmの違いですが身体は正直に反応するものです。ここのところの台風がもたらした湿度や気温の変化が陽気を滞らせて痛みを生じさせた様でした。最後に太衝と合谷の四関穴に鍼をして気血の巡りを調え治療終了としましたが『鍼のジワーと来る感じが気持ち良かった。』との事でした。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壽堂日記6月20日「梅雨時の健康管理」

2012-06-21 07:08:46 | 日記
台風一過、今日は暑かったですね。
東洋医学では病気の原因(病因)を外因・内因・不内外因の三種類に分類するのですが、気候の変化が正常な場合は「六気」と言い、気候の変化が異常な場合を「六淫(外邪)」と言います。「外邪」は外因に分類されます。
今日の様に湿度が高く、気温が高い時は「暑(熱)邪」と「湿邪」が体内に侵入し、身体の変調を起こしやすいので要注意です。
「暑邪」の特徴として「湿邪」を伴いやすいので、四肢の倦怠感、胸苦しさ、悪心嘔吐、下痢などの症状や、「湿邪」が関節に滞ると関節が痛み腫れたりします。
梅雨時は体調管理にご注意下さい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

壽堂日記6月19日「台風と腰痛の関係」

2012-06-20 08:30:48 | 日記
台風が接近すると、体の不調を訴える患者様が増えます。これは低気圧による気圧の変化や湿度の変化が原因です。
本日も腰が痛い患者様が多く来院されました。「湿邪」による不調なので「澤田流太極療法」「深谷灸法」でお灸による全身治療を行い、要所で鍼によるパルス治療と温灸器を使い丁寧に経絡トリートメントを施すと、阻害されていた気血の流れが改善され痛みが解消しました。
東洋医学では痛みは「不通則痛」と言われ気血の流れが悪くなると起こると言われます。関節には特に「湿邪」が停留し易いので
梅雨時は要注意ですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする