茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記31年2月5日「脊柱管狭窄症に鍼灸は効く?」

2019-02-05 08:11:28 | 日記

最近「脊柱管狭窄症」を自分で治す本の広告をよく見かけるようになりました。それだけ「脊柱管狭窄症」が一般的で症状に苦しんでいる方が多いと言うことなのですね。

「脊柱管狭窄症」の患者さんが治療に見えられました。一年間治療をいたしましたが「脊椎すべり症」を合併し最初に来院された時は間欠性跛行・トレンデンブルグ徴候が見られました。

当初は足の指の感覚が無く。触診しても何処を触られているのか分からない状態であり足の背屈が困難な状況でしたが現在は足の指の感覚が戻り、足首の背屈も可能になり、ある程度の長時間歩行が可能になりました。

病院で担当のDrに盛んに手術を勧められていたそうですが、今回病院で診察を受けたところ症状がこんなに回復した患者さんは初めてで不可思議であると頭を傾げていたそうですが、患者さんのリハビリの努力と鍼灸と現代医学の協力の成果ではないかと思います。

鍼灸治療は基本治療の「積聚治療」を気血の流れをイメージして丁寧に行い、補助治療として腰部・仙骨・下腿の他にビワの葉温灸を使用し、更に身体上部の調整に留意し澤田流の配穴や四関穴等も使用しました。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする