8月後半に治療院をお休みして白内障の治療のため眼球の水晶体再建術を受けました。
手術を希望する患者さんが多く、手術の予約は取れるのですが3か月待ちでした。
新型コロナの影響で受診を控えていた方が多かったのかも知れません。
手術内容としては、混濁した水晶体を手術で取り除き、眼内レンズを挿入する手術を行いました。
手術は笑気ガスによる局所麻酔で行いましたが麻酔を使用するか患者に確認をされます。勿論麻酔を希望しました。
最近の手術では2mm前後の切開創から超音波を発生する吸引器具を眼の中に挿入し、眼の中に水を灌流しながら混濁した水晶体の中身を吸引し、残した水晶体の薄い膜(水晶体嚢)の中に眼内レンズを挿入する方法で行われました。
手術は両目同時か片目ずつを選択できますが、検討して片目ずつを選択しました。
他にも眼内レンズを単焦点とするか多焦点とするか等の選択も考えなくてはなりません。
白内障の手術を受けると眼鏡が使用できなくなるので治療院はお休みするしかありません。
手術日が決定すると4日前から術前の目薬の点眼が始まります。
白内障の手術時間は約20分で終了しましたが術前に瞳孔を開く薬を10分おきに3回点眼してから行うので実質は2時間程度かかります。
片目ごとなので翌週も同じ手術を受けましたが、暫くは術前用の目薬と術後用の目薬を差すことになるので間違えないようにするのが大変でした。
術後は保護メガネをして生活します。
病院では保護メガネを買うことを強制していませんが保護メガネなしで生活するのは少し怖いですね。
病院から紫外線や塵・埃から目を守るために1カ月は保護メガネを着用してください。
また、1週間は夜間にも着用し、寝ている間に目をこすってしまわないようにしてください。
飲酒・喫煙は1週間は控えてください。
テレビや読書は手術の翌日まで控えてください。
草むしりは術後2週間は控えてください。
仕事は、事務などのお仕事は3日後から、重労働は、2週間後以降に医師の許可が出てからにしてください。
日常の家事や散歩程度の運動は、手術の翌日より可能です。
手術直後は眼内レンズが嚢の中で安定していないため、極端に重いものを持つ重労働や激しい運動は1ヶ月程度お控えください。
等の注意がありました。