先週末『踵が痛くて歩けません。鍼灸で治療できますか?』と患者さんがお見えになりました。
診察すると数十年前に骨折の経験があり、足首から踵骨までが硬く太く、足の痺れがあり、腎経の然谷付近の圧痛が著明で、何年も前から痛くて数メートル歩くのも辛いということです。
「踵の痛み」の鍼灸処方は多くありますが、鍼灸が初めてと言う事なので、浅鍼で治療する事とし「崑崙・太谿・大鐘・承山」に鍼をした後に四畔(しはん)と然谷にお灸をして治療を終え、様子を見てもらう事にしました。
その後連絡を頂き、治療後に痛みが和らいだので、しばらく鍼灸治療を続けてみたいと言う事でした。
今回は腎の気が虚しているところに、ここ数日の寒さが影響して、痛みが増悪したようです。