不妊症の患者様が来院されました。
問診・望診・腹診・脈診した結果「腎虚証」で証を立て治療を進めて行く事としました。
「腎虚証」と簡単に書きましたが
「腎虚証」は詳しくは
①腎陽虚証
②腎陰虚証
③腎精不足証
④腎気不固証
⑤腎気不納気証
などがありそれぞれ症状が異なります。
さらに臓腑相関弁証として
①心腎不交証
②心腎陽虚証
③脾腎陽虚証
④肝腎陰虚証
⑤肺腎陰虚証
などに分かれます。
今回主訴として不妊症の他に
肩凝り・目まい・心煩・不眠・心悸や腰のだるさ等がありました。
証としては「腎虚証」なのですが臓腑相関弁証は「心腎不交証」と判断しました。
「心腎不交証」を簡単に説明いたしますと、正常な場合は心陽(火)は腎に下降して腎水を温めており、また腎陰(水)は上に作用して「心火」が亢進しすぎないように「心火」を養っており腎(水)と心(火)がお互いに助けあっています。
この状態を東洋医学では心腎相交と言います。
しかし病や疲労や不規則な生活などにより腎水が不足したために心火が亢進したり、ストレスなどにより思慮過敏や情志が失調し心火が上部で亢進したため、下にある腎と相交できなくなると「心と腎の陰陽と火水の協調関係」が失調して心煩・不眠・心悸・健忘・頭痛・眩暈・耳鳴り・腰のだるさ・五心煩熱・咽乾・口燥などの症状が出ます。
治療方針としては心と腎の交通を再開させる事と腎陰を補い亢進している心火を下げる事になりますが、「腎虚証」として「腎虚」を丁寧に補う治療を行うと、亢進していた心火も降下して、心火亢進による諸症状も改善いたしました。
問診・望診・腹診・脈診した結果「腎虚証」で証を立て治療を進めて行く事としました。
「腎虚証」と簡単に書きましたが
「腎虚証」は詳しくは
①腎陽虚証
②腎陰虚証
③腎精不足証
④腎気不固証
⑤腎気不納気証
などがありそれぞれ症状が異なります。
さらに臓腑相関弁証として
①心腎不交証
②心腎陽虚証
③脾腎陽虚証
④肝腎陰虚証
⑤肺腎陰虚証
などに分かれます。
今回主訴として不妊症の他に
肩凝り・目まい・心煩・不眠・心悸や腰のだるさ等がありました。
証としては「腎虚証」なのですが臓腑相関弁証は「心腎不交証」と判断しました。
「心腎不交証」を簡単に説明いたしますと、正常な場合は心陽(火)は腎に下降して腎水を温めており、また腎陰(水)は上に作用して「心火」が亢進しすぎないように「心火」を養っており腎(水)と心(火)がお互いに助けあっています。
この状態を東洋医学では心腎相交と言います。
しかし病や疲労や不規則な生活などにより腎水が不足したために心火が亢進したり、ストレスなどにより思慮過敏や情志が失調し心火が上部で亢進したため、下にある腎と相交できなくなると「心と腎の陰陽と火水の協調関係」が失調して心煩・不眠・心悸・健忘・頭痛・眩暈・耳鳴り・腰のだるさ・五心煩熱・咽乾・口燥などの症状が出ます。
治療方針としては心と腎の交通を再開させる事と腎陰を補い亢進している心火を下げる事になりますが、「腎虚証」として「腎虚」を丁寧に補う治療を行うと、亢進していた心火も降下して、心火亢進による諸症状も改善いたしました。