■恵まれない子供たちのために

■■■■■■■「日本の誇り、ban ron sai]■■■■■■■

 

●車で約30分、タイ北部、チェンマイのナンプレー村。

目指す「バーンロムサイ」という名取美和さんの孤児施設は、そこの広大な緑の森の中
にあった。

●雑誌編集者の名取さんが、ＨＩＶで悩むタイの子供たちを救うために、ここに移り住み
施設を開設したのが、今を去る14年前だった。

寄付だけに頼ることなく、当初から自立の道を探った。それが施設内の工房から生み出
される手創りの素晴らしい作品類だった。

 

●今回、その工房を訪ねた。

名取美和さんは、戦後の著名な写真家名取洋之助さんの娘さんで、お話を聞いて
いると、随所にその先取の気概の片鱗がうかがえ頼もしかった。

 

（名取さんとブロガーの私）

（ＨＩＶの薬品類）

（工房の内部）

●そこで作られる手創り作品は、日本でもなかなかの評判だ。
日本橋高島屋や梅田阪急など　特別売り場での販売戦略が功を奏し,美しい織柄
と色彩が独特のテイストを醸し出す。

　
その売り上げでＨＩＶの治療新薬が入手できた事で、常時50人を超える孤児の
子供たちは、めきめきと快方に向かいつつあるという。既にここを巣立った子供
たちも数百人を数えるという、

 　
遥か遠い異国の地で、たれもがなしえなかった困難な社会貢献事業に身を捧げる日本女性
の姿に接し、只々頭が下がる思いと同時に、日本人としておおきな誇りを感じたのである。

 

http://banronsai.jp