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■1月睦月の歳時記

2021-01-10 | ●歳時記2)

■■■■■■■■■■■■睦月の歳時記■■■■■■■■■■■

■[下山の春
新しい年が始まつた。しかし今年は初詣もままならず、コロナパンデミ
ックのせいで素直に「おめでとう」と言えない雰囲気である。伝統を重ん
じる我が国としては、実に悲しい正月でもある。

高齢者は極力外出するなと言う政府のお達しなら、敢えてスティホーム、
そこでテレビを見るか、本を読むかしかない
正月のテレビ番組は、どうゆう譯か3時間特番が多くて、それがことごと
く去年の人気番組の再放送である。俗に女子供には人気があるようだが、
年寄りには、全く向かない。まずは、手元にある未読の3誌を取り出す。
敗戦後論」   加藤典洋著、筑摩書房刊
京都ぎらい」井上章一著 朝日新書」
下山の思想」五木寛之著 幻冬舎新書
その中から「下山の思想」をから読み始めることにする。


著者五木さんは、私と同年輩の米寿である。激動の戦後昭和を逞しく
駆け抜けた時代の先端作家として、極めて好感が持てる。
この「下山の思想」は10年前に初版されたが、この年の日本は東日本
大地震に見舞われ民主党政権下で、経済は低迷し、日経平均株価は7千円、
いまの3分1という極度な経済不況下にあった。
その時、五木さんは、今まで安寧に歩んで来たにも拘わらず突然大震災や
経済不況に遭遇した多くの人々に下山の思想を訴えたのである。
「人生は山を登るばかりを良しとしない。下山しながでも見える素晴らし
いも
のがたくさんある。下山の時は、実は充実した時間なのだ。遠くに目
をや
れば海も見える。街も平野も山並みも見える。それは穏やかで実りあ
時なのだ。いま私たち国は、下山の季節に在る。悠々と下山の春を楽し
もうではないか」

  
楽しいはずの正月にも拘らず、先が見えないコロナウィルスと戦う多く
人々にとって「下山の春」は格好の応援歌に映る。
おめでとうと言えない正月ではあるが、これが「下山の春」と思えば 実に
理に適うものであって、希望を取り戻せるという。

アフターコロナの暁には、待望の東京オリンピックが来るし、福袋を持つ
多くの人々で
賑わう来春の正月が待ち受けている。

   

⬛️[福壽の歳時記」元旦には、歳神様を迎え、御節料理をいただく
季句 (名だたる俳人や作家の新春の句)
      一人居や思う事なき三が日    夏目漱石
    初日さす硯の海に波もなし    正岡子規
    初暦知らぬ月日の美しく     吉屋信子
               去年今年ともなき我に客もなし  星野立子(当時80歳)

時候  淡雪  麗か  風光る  寒明  春陽  芳春  春の寺  冬暁   日脚伸ぶ
祭事  歌会始め  拝賀式  御用始め  新年会  出初 成人の日(13日) 
    十日戎、奈良の山焼き(27日)大寒(20日) 初天神(25日)
 
風物  年立つ、松の内、小正月、初日、初風、
味覚  葵酒、晩三吉、鯖, 鰯、寒鰤、甘鯛、ひらめ, 牡蠣
花木  寒菊、水仙、冬葵、カトレア、枯菊、枯連
野菜  冬采、白菜、玉ねぎ、大根,人参,セロリ, パセリ,すずな  せり、
住い  春の炉、春暖炉、釣釜、春障
遊楽  歌留多、双六、羽子板、蹴鞠、独楽、初芝居 

挨拶  春の候、寒冷の候、(冬は2月3日頃まで)

   
  
⬛️⬛️「日本内外の主な行事」(1月)  
01日●元旦 初詣、書初め、お屠 年詞
01日●サッカー天皇杯全日本選手権決勝(国立競技場)
01日●日英経済連携協定FPAが発効
02日●初夢、書初め
02日●東京箱根往復大学駅伝
04日●東証大発会
04日●御用始
05 日●小寒
07 日●七草
10 日●大相撲初場所
11 日●全国高校サッカー選手権決勝
11 日●成人の日(祝日)
11 日●鏡開
15 日●小正月 どんど焼き
15 日●テニス全豪 オープン
15 日●藪入り

16 日●初の大学入学共通テスト
17 日●阪神大震災から26年、湾岸戦争開始から30年
18 日●通常国会招集
20 日●バイデン米大統領就任式
20 日●大寒
22 日●核兵器禁止条約発効
24 日●山形県知事選、岐阜県知事選投開票
25 日●ベトナム共産党大会
27 日●第76回冬季国体
30 日●大学入学共通テスト第2日程

          タイの学生デモは、いまも続く)
  
   
⬛️⬛️「タイの主な行事(1月)ーーー         
●ポーさん傘祭り(チェンマイ県)
●タートパノム祭り(ナコン・パノン県)   
 
■■■■■■■■■■新春往来■■■■■■■■■■

■「今年を読み解く
元旦恒例だが、今年も新聞全国紙5紙を具に読みこむ
いずこも折からのインターネット時代を
むかえて毎年、読者数を減ら
していると聞く。しかも中国や北朝鮮問題の偏向報道などで朝日
毎日
と産経や読売の正面対決が続く。

これは読者にとっては迷惑というよりも正義の問題でもある。だから
私は平素の新聞購読紙は、日経と産経、折に触れて読売を手にする。

朝日と毎日は殆どWebでしか見ない。但し毎月第1日曜日の朝日の
朝刊同時配信の
「GLOBE」(月間国際ジャーナル紙)欲しさに店
頭で買い求める事にしている。

私の元旦各紙の狙いは「新年の元旦社説」である。
各紙とも論説委員長が筆をといる。
こぞって日本の今年を読み解くだけ
あって、格別の迫力がある。

特に今年は、正月からコロナウィルスの拡大蔓延で、日本経済の先行き
が懸念されるだけに、
それをどう読み解くのか非常に興味があった。
       
産経新聞中国共産党をもう助けるな
 ・私は親中派だった・歴史は繰り返すのか
    ・日本は瀕死の中国共産党を2度助けた・習近平主席の来日に反対、
    ・3度目は絶対にあってはならない。
読売新聞平和で活力ある社会きずきたい
    ・英知と勇気で苦難乗り越える。
    ・感染抑制が最優先課題・世界は変動期に入った・人材の流出を防ごう。
  ・国力の充実をめざせ・政治の信頼は国の礎だ、
朝日新聞文明への問いの波頭に立つ
     ・核、気候、コロナ、・牙をむく巨大リスク、
     ・世界は覚醒できるか、

     ・未来の当事者が動く、
毎日新聞日本の民主主義がコロナ対応能力に欠けているとの疑念を持つ
     ・安部前首相の根科学的根拠なき一斉休校に背を向ける菅首相。
     ・コロナ禍で国民は気ずきを持つようになった
    ・次の衆議院選挙が復元の機会、
日経新聞2021年を再起動の年にしよう
    ・米中対立、貧富の格差拡大、グローバル化の光と影,資本主義の揺らぎなど、
 ・経済再生に改革断行を、・経済と民主主義と国際協調の3つに重点を。
    ・国際協調を立て直せ
           

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