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■8月盛夏の歳時記

2023-08-01 | ●歳時記2)

■■■暑中お見舞い■■■■■■■■■■■■■■■

暑中お見舞い申し上げます
Summer Greeting
 I hope you are keeping well in spite of the Summer

夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡  芭蕉

令和5年(2023年)盛夏

日本とアジアの新潮流を探る ,
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■■■葉月の歳時記■■■■■■■■■■■■■■■    

●季句 プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ 石田波郷
     戦死すべて犬死なりき草茂る    長谷川櫂
             薫風や裸の上に松の影       正岡子規


●季節    風薫る  夏深し  残暑  秋を待つ  夜の秋  夏の果て  花火  
●時候  盛夏  猛暑  酷暑  避暑  李夏  晩夏  残暑  残炎 

●風物  風仙花  ひぐらし  蝉しぐれ  西瓜  盆踊り  あぶら蝉

●祭事     竹生島祭(15日)琵琶湖,三島祭(16日)
      吉田火祭り(26日)地蔵盆(24日)弘前ねぶたまつり

●食     枝豆  新豆腐  梅酒  新茶  葛水  新酒  葛饅頭  蜜豆水貝 
●魚     落鮎  鱸  鰯  太刀魚  秋刀魚  鮭
●野菜  西瓜  南瓜  芋  自然薯  落花生  間引菜  生姜  茄子


●草花  薔薇  芙蓉  合歓の実  芭蕉  蘭  朝顔  コスモス  

●暮らし  打ち水  浴衣  簾  風鈴  扇子  夏休み  旅行
●挨拶   暑中見舞い(8月7日迄に)残暑見舞い(8日~月末迄)

●季語   薫風 夏野 青葉 万緑 夏草 不如帰 鮎 河鹿 緑陰   
               余花  夏越 納涼 夕顔 祇園会 青田 蓮 空蝉

 

■■■日本内外8月の主な行事■■■■■■■■■■■
1 日     🔴土用二の丑 
4日   全英女子ゴルフオープン(ミュアフィールド)  
6日    ●原爆記念日(広島市)平和祈念式
8日  🔴立秋(秋立つ)       
9日    ●長崎原爆忌  よさこい祭り
10日   ゴルフ全英女子オープン(ウオールトン・ヒースオールド)
11日  🔴山の日(祝日)
12日   阿波踊り
15日  🔴お盆(月遅れ)
15日   ●第78回終戦の日、全国戦没者追悼式(戦後78年)
16日   京都五山送り火 
19日   世界陸上競技選手権大会(ブタベスト)27日迄
23日  🔴処暑 地蔵盆
25日   バスケットボール男子ワールドカップ 9月10日迄
26日 吉田の火祭り
28日    テニス全米オープン(ニューヨーク)
30日 埼玉県知事任期満了

 
  

■■■タイ国8月の主な行事■■■■■■■■■■■
12日  🔵シリキット王妃誕生日(母の日)全国

  


■■■■■■■■■昭和20年夏の想い出■■■■■■■■■
🔵今を去る87年前の夏8月、いまと同じように茹だるような熱い
日が続いて居た。
(山田風太郎著「戦中派不戦日記」角川文庫刊「八月」より)

8月2日(木)快晴
一昨夜も昨夜も、日暮るる警報鳴り、昨夜のごときほとんど一晩中、
サイレン半鐘の乱打つずく。
夜半町の物騒がしき眼醒むれば,蒼穹に
陰暗たる一条の黒雲棚びき,
猫の眼のごときぶきみなる白き半月,蒼白
く部屋にさしこめり。
B29の爆音きこえ「敵十九目標は富士西方を東進中」などの ラジオ
の叫び聞ゆ。

  ●日本本土を襲撃した米国B29戦略爆撃機
8月8日(木)晴
烈日。休みて午前中図書館目録を作る仕事を続ける。
広島空襲に関する大本営発表。
来週せる敵は少数機とあり。
百機五百機数千機来襲するも,その発表は各地方軍管区に任せて黙せ
し大本営が,今次少数機の攻撃を愕然として
報ぜしは,敵が新型爆弾を
使用
せるによる。
「相当の損害あり」といい「威力侮るべかからざるものあり
とも伝う。
かって亡き表現いかなるものなりや。

8月15日(水)炎天
帝国ツイニ敵ニ屈ス。  ]     (抜粋終わり)



🔵著者山田風太郎は,その時の事を,まえがきに次のように記している。
日本歴史上,これほど,物理的にも,日本人の多量の血と涙が流された
1年間はなかったであろう。そして敗北につずく すざましい 百ハ十
度転回
すなわち, これほど恐るべきドラマチックな 一年間はなかった
であろう。
ただ私はそのドラマのの中の通行人であった。当時私は 満23歳の
医学生
であつて,最も「死にどき」の年代にありながら 戦争にさえ参
加しなかった。
戦中派不戦日記」と題したのは,そのためだった」
とある。

🔵現在91歳の私は、当時12歳で旧制中学2年生だったが, 敗戦当日
大人たちの狼狽ぶりから, やりようのない 憔悴感に襲われた事を,
いまもよく
覚えている。
🔵8月15日を境に、日本の状況は一変する
敗戦で心の支えを失った人たちは,どう動いたのか。?
GHQなど占領米軍の対応は早かった。


   ●GHQ総指令官マッカーサー元帥(出典:JIJI)
🔵GHQは,象徴天皇制(国民統合の象徴としての天皇制)を維持する事
を前提に,
荒廃した国土の復興へ向けた基本計画を発表した。
象徴天皇制の維持
国家基盤の整備非武装化憲法の制定、など、
経済の民主化自由経済への移行、独禁法の改革、外国為替など
女性の解放労働の改革農地の解放、など
教育の民主化など。

国民の多くは,不安が交錯する中, これらの施策を見て, 新しい希望を
見出し,経済再建に向けて始動する。
その後どの様に立ち直りを見せ
たか。
経済再興の足跡を見れば一目瞭然である。
追って昭和27年(1952年)4月28日 「サンフランシスコ講和条約」発効
GHQによる占領は終わりを告げ,日本の独立が確立した。
併せて対日平和条約、日米安全保障条約が発効、
後にIMF(国際通貨基金)、世界銀行に加盟した。

🔵経営でもよく言われる事だが, 現場経験程,実戦で役立つ事はない。
戦後の日本の再興,復活劇の中で,敗戦の憂き目を知る経営者の反骨的
な意欲が, 戦後すぐのオリンピックを成功に導き, 新幹線を創り,万国
博を成功に導いた。
そして ホンダ,ソニー,ナショナルなど 日本の世界企業が台頭し,また
たくまにGDP世界第2位の栄冠を勝ち取った。

                     ●(
堺屋太一氏(右)と松井一郎維新前代表)   (出所:JIJI)
関西でいえば,前回の大阪万博を成功に導いた 堺屋太一氏(故人)の
偉業は,
この人の発想と伝えられる 地方創生を基軸にした[維新の会]
の躍進で
華開いた。
いま25年万博を目前にして,昭和経済人の凄さぶりが,久方に浮き彫
りになりつつある。反骨もさることながら,巧みな世界観の持ち主で
あった事にまがいない。
いま日本も世界も,戦後3度目とも言われる 大変革の時を迎えようと
している。

🔵大東亜戦争後87年経つが,局地的な戦争は別として, 大きな世界戦
争は影を潜めた。闘った両者の人的な損出もさることながら,経済的
な損害も大きく両者とも割りな合わないことが明確になってきた。
日本の人的被害は、戦闘員と民間人を含めて310万人に及ぶ。

戦後は,世界全ての国が集う国際連合(国連)が 平和の維持に機能し
てきた。最近になり この集団協議を拒否する北朝鮮や中国やロシア
の続出で,国連の機能劣化が問題になりつつある。

 また米中の台湾問題で、日本の国防意識の変革が当然求められる事
になって来た。安部元総理発想のインド太平洋戦略も始動した。


TPP(環太平洋パートナーシップ経済協定)も新たに英国が加わり,
より前進しそうだ。しかし日本としては、
国防予算の拡大化には踏み
出したものの,積み残した憲法9条の改定は,まだ先が見えないま
まである
米中の狭間にある 日本の巧みな安全保障外交が,切に待たれる所以だ


 

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