MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

小手毬(こでまり)

2011年05月07日 | Weblog
最近、小手毬という花は、散歩の道すがら色んな処で多く見掛ける。いま我が家には、小手毬を植えていないが、何年か前、植樹祭のような催しに参加したとき、記念に小手毬と日向水木の苗を貰ったことがあった。以来、これらの植木は、花が咲いていないときでも、植木を見ただけで木の名前を言えるようになった。頭の悪い小生のようなものでも、このような機会に逢うと、印象深く記憶できるものである。

小手毬(こでまり)・薔薇(ばら)科。
・学名 Spiraea cantoniensis
Spiraea : シモツケ属
cantoniensis : 中国広東地方の
Spiraea(スピラエ)は、ギリシャ語の
「speira(螺旋(らせん)、輪)」が語源。

・開花時期は、 4/20頃~ 5/15頃。
・中国から渡来。
・小さな花が丸く集まり、手毬のように咲くこと
から「小さな手毬」で「小手毬」になった。
・枝は弓状に垂れ下がる。
・生け花の材料や茶花として利用されている。
・4月2日の誕生花
・花言葉は「友情」

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:バラ     花言葉:愛

  今日の一句:薔薇の園引返さねば出口なし   津田清子

  (NHKラジオ深夜便から引用)

都忘れ

2011年05月07日 | Weblog
この花は、見慣れた花なのに何故か中々名前を思い出されなかった。漸く判った名前は、都忘れという優雅な名前の花だった。しかし、野原でよく咲いている野菊と一見、見間違いそうな地味な花である。いにしえの曰く因縁がある花だそうだが、もはや現代人には、通用しそうもなく忘れられそうだ。

都忘れ・菊(きく)科。
・学名 Gymnaster savatieri
Gymnaster : ミヤマヨメナ属
savatieri : フランスの医師で、日本植物を
採集した「サバチェー」さんの
Gymnaster(ジムナスター)は、ギリシャ語の
「gymnos(裸の)+ Aster(ノギク属)」が語源。
ノギク属に似ているが冠毛がないということに由来。
(Miyamayomena 属の名前で紹介している本もあり)

・開花時期は、 4/15頃~ 6/ 5頃。
・日本原産。
・菊に似た、紫色の可憐な花。
ピンク色の品種もある。

・昔、承久の乱に敗れて佐渡へ遠流となった順徳帝は、
草でぼうぼうになった佐渡の庭に一茎の野菊が紫色に
咲いているのを見つけ、
「紫といえば京の都を代表する美しい色だったが、
私はすべてをあきらめている。
花よ、いつまでも私のそばで咲いていておくれ。
都のことが忘れられるかもしれない。
お前の名を今日から都忘れと呼ぶことにしよう」
と、傷心のなぐさめにしたという説話がある。
花の名はここからきたようだ。
また、京を去るときにこの花を目にとめ、
「都を忘れることにしよう」といったことから
この名前になった、との説もある(どっちだろう?)

・別名 「野春菊」(のしゅんぎく)、
「東菊」(あずまぎく)。
・3月11日、4月21日の誕生花(都忘れ)
・花言葉は「穏やかさ、しばしの憩い」(都忘れ)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:シキザキベゴニア   花言葉:幸福な日々

  今日の一句:地に落ちし葵踏み行く祭哉    正岡子規

  (NHKラジオ深夜便から引用)

草牡丹(くさぼたん)

2011年05月07日 | Weblog
鈴蘭の花に似た釣り鐘型の花は、他にもあるが、この草牡丹の花にお目に掛かったのは初めてである。長いこと人間をやっているが、知らないことが沢山あるものだと改めて思い知った次第。
(この花は、金鳳花科でクレマチスの兄弟らしい。メモしておこう。)

草牡丹(くさぼたん)・金鳳花(きんぽうげ)科。
・学名 Clematis stans
Clematis : センニンソウ属
stans : 直立した
Clematis(クレマチス)は ギリシャ語の
「clema(巻き上げ、つる)」が語源。
(ご参考)クレマチス

・山地などに生える。全体に毛が多い。
・高さは1mくらいになる。
・秋、うす紫色の花が垂れる。
釣鐘形で先端はそり返る。
・秋に、もじゃもじゃの毛に包まれた
タネをつける。
・葉が、牡丹の葉に似ているので
この名前になった。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:シラン   花言葉:互いに忘れない

  今日の一句:あらたふと青葉若葉の日の光    芭蕉

  (NHKラジオ深夜便から引用)