MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

紫蘭 (しらん)

2011年05月30日 | Weblog
この花は、群生しているさまは見事であるが、見たところでは、ただの紫色の花の集りでしかない。しかし、よく花を見ると、名前の通り、やっぱり蘭の花である。花の形が蘭の花とまったく々である。この花は、むしろ紫色の花でない方が良かったのかも知れない。派手な紫色に惑わされた様な感じがしないでもない。是非、白い紫蘭をみてみたいものだ。

紫蘭 (しらん)・蘭科。
・学名 Bletilla striata
Bletilla : シラン属
striata : しま模様がある
Bletilla(ブレティラ)は、スペインの
薬剤師の「Blet さん」の名前にちなむ。

・開花時期は、 4/15頃~ 6/ 5頃。
・群生しているさまは見事。
・少し湿ったところに生える。
・紫色の蘭であることから、この名になった。
・球茎は「白及根(はくきゅうこん)」といい、
止血、あかぎれ、ひびに薬効がある。
・白花の品種もある。

  (季節の花 300から引用)

今日の誕生日の花:スイレン   花言葉:清純な心、信仰

  今日の一句:睡蓮や鯉の分けゆく花二つ    松本たかし

  (NHKラジオ深夜便から引用)

紫陽花(あじさい)

2011年05月30日 | Weblog
昨日、一昨日は、典型的な梅雨、気温も20度以下といった寒い日が続いた。この梅雨に相応しい花と言えば、まず紫陽花をあげることが出来ると思う。このアジサイは、知人のところで咲いたものであるが、少しばかり時期的に早いように思われる。大方の紫陽花は、まだ蕾の方が多いようである。紫陽花は、花の色が変わることから、変節するように思われて嫌われた向きもあったが、最近は、沢山の園芸品種ができ愛好者も多くなったようである。


紫陽花(あじさい)・雪の下(ゆきのした)科。
・学名 Hydrangea macrophylla form. macrophylla
(紫陽花)
Hydrangea macrophylla form. normalis
(萼(がく)紫陽花)
Hydrangea : アジサイ属
macrophylla : 大きな葉の
normalis : 通常の、正規の
Hydrangea(ハイドランジア)は、ギリシャ語の
「hydro(水)+ angeion(容器)」が語源。
大量の水を吸収し蒸発させる性質から(諸説あり)

・開花時期は、 6/ 1頃~ 7/15頃。
ちょうど梅雨時期と重なる。
紫陽花は日当たりが苦手らしい。
・名前は「あづさい」が変化したものらしい。
「あづ」は「あつ」(集)、
「さい」は「さあい」(真藍)で、
青い花が集まって咲くさまを表した。
「集真藍」
「味狭藍」
「安治佐為」 いろいろある♪

・日本原産。
・本来の「紫陽花」とは、唐の詩人の
白居易さんが命名した別の紫の花のことで、
平安時代の学者、源順(みなもとのしたごう)が
今のあじさいにこの漢字をあてたため
誤用がひろまったらしい。
(でも、いい雰囲気の漢字)
・中国では「八仙花」または「綉球花」と呼ぶ。

・色がついているのは「萼(がく)」で
花はその中の小さな点のような部分。
しかしやはり萼(がく)が目立つ。
・「萼(がく)紫陽花」の”萼”は
”額”と表記することもある。
・「隅田の花火(すみだのはなび)」 へ。
(名前がおもしろい♪)
・紫、ピンク、青、白などいろいろあり。
花の色は土が酸性かアルカリ性かによっても
変わるとのこと。
具体的には、
酸性土壌 → 青色っぽくなる
アルカリ性土壌 → 赤色っぽくなる
また、花の色は、土によるのではなく遺伝的に
決まっている、という説もある。

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ツリガネソウ    花言葉:感謝

  今日の一句:六月を奇麗な風の吹くことよ   正岡子規

  (NHKラジオ深夜便から引用)

時計草(とけいそう)

2011年05月30日 | Weblog
世の中には、不思議なもの、珍しいものは沢山あるけれども、その最たるものとして此の時計草を上げることができよう、小生の散歩するエリアには、この時計草が咲いているところはただ二ヶ所だけ。それも、一ヶ所から分けてもらって植えたということだった。この時計草は、本物の時計同様、精緻を極めた作りである。造物の妙には、ただただ驚くばかりである。



時計草(とけいそう)・時計草(とけいそう)科。
・学名 Passiflora caerulea
Passiflora : トケイソウ属
caerulea : 青色の
Passiflora(パッシフローラ)は、
「受難の花」の意味で、
はりつけの刑にされたキリストを
めしべの柱頭にたとえ、
放射状にひろがる部分を
キリストから出た後光にたとえた。

・開花時期は、6/ 5頃~ 8/10頃。
・ブラジル原産。1730年頃に渡来。
・パラグアイの国花。
・名前のとおり、壁掛けの時計盤のような
咲きかたをする。とてもユニークな形♪。
・実は丸っこく、秋にオレンジ色になる。

・別名「パッションフラワー」

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:ウツギ、ウノハナ   花言葉:秘密

  今日の一句:花終へし壺の卯つ木が葉をのばす   福田甲子雄

  (NHKラジオ深夜便から引用)

ブラシの木

2011年05月30日 | Weblog
月日の経つのは早いもの、もう6月である。衣替えの季節というのに、何と此の寒さ。一体、どういう季節なんだろう。
これは、瓶などの中身を洗うブラシにそっくりの「ブラシの木」だ。造物の妙というのだろうか、神様も奇妙なものを、よくぞお作りになるものだと思う。すがた形が奇妙なだけでなく、性質も少し異様だそうだ。花が咲いた後で出来る実が、7~8年は枝についていて発芽能力をもつなんて驚きである。近所には、このブラシの木だけでなく、時計に似た花もある。また、煙の木という、立ち上る煙を思わせるような木もある。世は、まさに奇妙なもの一杯といったところか。、

ブラシの木・蒲桃(ふともも)科。
・学名 Callistemon speciosus
Callistemon : ブラシノキ属
speciosus : 美しい、華やかな
Callistemon(カリステモン)は、
ギリシャ語の「kallos(美しい)+ stemon(雄しべ)」が語源。

・開花時期は、 5/15頃~ 6/10頃。
・オーストラリア原産。
・花が、ビン洗いのブラシにそっくり♪
・明治中期に渡来。暖地に栽培される。
・実→丸く枝にずらっとついて並ぶ。
翌年の花はその上部に咲き、
実は次々と何年も残る。

・花のあとにつける実は、その後もずっと大きく
なりつづけ、7~8年は枝についていて発芽能力も持ち続ける。
この木は、乾燥地が原産地のため、極端な乾燥や山火事のときにパァーンと
実が開いて中の細かい種子が風に飛んで
散布されるという仕組みになっている。
山火事でまっさらな土地になったところに
すばやく芽を出して、その土地一帯の
優占種になるのが目的らしい。
(ユーカリの木も同じですね)

・別名「花槇(はなまき)」
葉が槇の葉に似ているところから。
「カリステモン」(学名から)

  (季節の花 300から引用)

  今日の誕生日の花:サツキツツジ  花言葉:協力が得られる

  今日の一句:満開のさつき水面に照るごとし    杉田久女

  (NHKラジオ深夜便から引用)

カーネーション

2011年05月30日 | Weblog
「被災地で目立つ白いカーネーション」といったニュースが放映されたことがあった。これは、岩手県の三陸海岸のとある街の出来事である。津波によって大変な災害を被ったにもかかわらず、亡き母の供養のために白いカーネーションを供えると言ったニュースであった。斯様、5月第二日曜日の母の日のカーネーションは、日本人の生活習慣の中に序々ではあるが定着しつつあるように思われる。このカーネーションは、切り花でなく、近所の息子さんが園芸関係にお勤めのお宅にあった鉢植えの花である。


カーネーション・撫子(なでしこ)科。
・学名 Dianthus caryophyllus
Dianthus : ナデシコ属
caryophyllus : ナデシコに似た姿の
Dianthus(ダイアンサス)は、ギリシャ語の
「Dios(ギリシャ神話の神、ジュピター)
+ anthos(花)」が語源で、
”ジュピターの花”の意味。

・原産地は地中海沿岸地方。
・花の色は赤、ピンクなどさまざま。細い葉っぱ。

・「母の日」(5月の第2日曜日)に母に贈ることで有名。
1905年頃、アメリカの「アンナ・ジャービス」さんが、
自分の母が亡くなったときにキリスト教の教会で
母が好んだカーネーションを捧げ、
参拝に来る人々にも配った。
そのことが人々の感銘を呼び、
その後、5月の第2日曜日が「母の日」に制定され、
「母の日」に母に感謝を込めてカーネーションを贈る、
という風習が定着するようになった。

・2000年以上前の
古代ギリシャ時代から鑑賞が始まった。
・「冠飾の花(coronation flower)」が
変化して”カーネーション”になった。
また、原種の花の色(濃いピンク)から、
ラテン語の「incarnation(肉色)」が語源との説もある。
・スペイン、モナコ、ホンジュラスの国花。

・1月3日、3月31日、4月22日、5月10日、
11月20日、11月28日の誕生花
・花言葉は「あらゆる試練に耐えた誠実、
良き競争相手、純粋な愛情、貞節、若い娘、
感覚、感動、純粋な愛情」
・別名 「オランダ石竹(せきちく)」

  (季節の花 300から引用 )

  今日の誕生日の花:タニウツギ  花言葉:豊麗

  今日の一句:緑蔭に憩ふは遠く行かんため    山口波津女

  (NHKラジオ深夜便から引用)