MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

サボテンの花

2010年06月19日 | Weblog
これは、昨日、散歩の途中で見掛けたサボテンの花である。今朝、散歩のときは、もう、サボテンの花は無くなって仕舞っていた。このサボテンの花も、どうやら一夜花といった格好、もう見られなくなって仕舞ったとは残念である。もしかして、これも、月下美人の親戚かも知れない。

仙人掌(サボテン)・仙人掌(さぼてん)科。
(仙人掌で「せんにんしょう」とも読む)
・学名 Cactaceae サボテン属など。

・品種は2000以上あるらしい。
・アメリカ大陸原産。
・針状のとげがある。
・花は黄色やピンク、白などいろいろある。
サボテンから花が咲くってとても不思議♪

・全く雨の降らない砂漠に生えているイメージがあるが、実際には、1年のうちに雨が多く降る時期があって、かつ、1日に1回は霧がかかること、これがサボテンが生きるのに必要な条件らしい。
特にサボテンは小さいうちは日照りに弱く、低い木や草、石などの陰に守られるところでないと育たない。(砂だけの砂漠では育たない)


・ポルトガル語の石鹸を表す「サボン」(液汁が石鹸として用いられたことから)と、 「手」(手のひらに似ているサボテンがあることから)の複合語がなまって「サボン手」が「サボテン」になった。
漢字の「仙人掌」は漢名からついた。
また、おもしろいところでは、「三布袋(さんほてい)」がなまって「さぼてん」になったとの説もある。
・別名「覇王樹(はおうじゅ)」。

  (季節の花 300から引用)

植えないのに生えてきた螢袋

2010年06月18日 | Weblog
この花は、植えないのに勝手に生えて来た螢袋である。螢袋の種が風で飛んできたものか、或いは鳥が咥えて持ってきたものか、はたまた鳥が食べてその糞に螢袋の種が入っていたのか、何れであるかは定かではない。植物によっては、鳥が食べて、鳥のお腹を通過しなければ発芽しないというものもあるそうだ。何れにしても、植えてないのに生えるというのは、まことに不思議でならない。

蛍袋・桔梗(ききょう)科。
・学名 Campanula punctata
Campanula : ホタルブクロ属
punctata : 斑点のある
Campanula(カンパニュラ)は、ラテン語で
「小さな鐘」の意味。

・開花時期は、 6/ 1頃~ 6/25頃。
・まさに「袋」形の花。
英語では「bellflower(鐘の花)」という。
名前は、「花の中に蛍を閉じ込めると、
その明かりが外へ透けて見える」ところから
きているらしい。
また、提灯の古名を「火垂(ほたる)」といい、
その提灯に似ているので「ほたる」、それが
「蛍」になったとも。

   (季節の花 300から引用)

たわわに実っていた枇杷

2010年06月18日 | Weblog
散歩の道すがら、途中の或るお宅の庭先で枇杷の木に食べたくなるような実が一杯なっていた。ご丁寧に鳥に食べられないようにネットを被せてあった。もしかして、頭の黒い方に採られないように用心していたのかも知れない。

枇杷・薔薇(ばら)科。
・学名 Eriobotrya japonica
Eriobotrya : ビワ属
japonica : 日本の
Eriobotrya は、ギリシャ語の
「erion(軟毛、羊毛)+ botrys(葡萄)」が語源。 表面が白い軟毛で覆われた実が、ぶどうのような房になることから。

・開花時期は、11/ 5頃~12/25頃。
・中国、日本原産。
・葉の形が楽器の琵琶(びわ)に似ているところ
から名づけられた。「枇杷」の字は漢名から。
・花は白い地味なもので気づきにくい。
・翌年5月頃、実がなる。店頭に並ぶのは
5月と6月頃。すごく甘い。タネがでかい。
種類としては長崎市の「茂木(もぎ)枇杷」と、
「田中枇杷」の2種類が多い。
「茂木」は実がやや長めで「田中」は丸い。


・「桃栗3年、柿8年」ということわざがあるが
さらに「ビワは9年でなりかねる」ということ
わざもあるらしい。
(実はなかなかできないらしいです)
・葉は厚くて固く、薬用になる。
関節の痛みによく効くらしい。
また、ビワの葉を2枚、産毛のあるほう(裏)
をこすり合わせて患部に貼るのも効き目が
あるらしい。
・材は粘り強いので
木刀、杖、くし、印材などに使われる。
・「比波」と書くこともある。

(季節の花 300から引用)

枇杷の効用

主な栄養成分(可食部100g中)
βカロテン当量(810mcg)、カリウム(160mg)
注目成分
クロロゲン酸、アミグダリン

主な効能
高血圧予防、動脈硬化予防、脳梗塞予防、心筋梗塞予防、がん予防、アンチエイジング(老化防止)、風邪予防

ブーゲンビレア

2010年06月17日 | Weblog
これまでブーゲンビレアという花は、温室でしか見たことがなかった。それが、近所のお宅の庭先で咲いて居るではないか。夏場は兎も角として、冬場は一体どうするんだろうかと、余計な心配をしたくなる程だ。何れにせよ、夏の季節を連想させられる美しい花の一つだ。


ブーゲンビレア・白粉花(おしろいばな)科。
・学名 Bougainvillea glabra
Bougainvillea : イカダカズラ属
glabra : やや無毛の
Bougainvillea(ブーゲンビレア)は、フランスの科学者で探検家の「ルイ・アントワーヌ・ブガンビユ」さんがこの花を最初に発見したことから、その名前にちなんで冠された。

・南アメリカ地方原産。
・熱帯花木の代表。夏から10月頃まで開花。
・暖地で栽培される。
街中ではときどき見かける程度。
・ピンク色がとてもきれい。
だいだい色のものもある。

・「ブーゲンビリア」と呼ばれることが多い。
・別名 「筏葛」(いかだかずら)。
・7月20日の誕生花
・花言葉は「あなたは魅力に満ちている」

  (季節の花 300から引用)

我が家の花菖蒲

2010年06月16日 | Weblog
他所で花菖蒲が咲いたと盛んに言っているのに、我が家の花菖蒲は一向に咲いてくれなかった。知人の言によると、それは鉢植えだからだと言う。そう言われてみれば、その様な気がしないでもない。でも今年は、紫色が沢山咲いてくれたようだ。白い色の花は、例年沢山咲いてくれている。紫色の花というのは、或いは上位の品種なのかも知れない。


花菖蒲・文目(あやめ)科。
・学名 Iris ensata
Iris : アヤメ(アイリス、イリス)属
ensata : 剣形の、剣のように鋭い
Iris(アイリス)はギリシャ語で「虹」の意味。
ゼウスの妻「ヘラ」の侍女「イリス」は、 ヘラから7色の首輪を与えられて「虹の女神」となったことから。

・開花時期は、 6/ 1頃~ 6/25頃。
梅雨の頃の代表的な花の一つ。
・野生の「野花菖蒲(のはなしょうぶ)」を原種として改良された、国産の園芸植物。
・葉が菖蒲に似ていて美しい花が咲くことから「花菖蒲」。


・500年くらいの栽培の歴史がある。
花の系統は江戸系、肥後系、伊勢系の3つに大きくわかれる。
(その他に、長井古種とアメリカ系、がある)よく開催される「あやめ祭り」の”あやめ”とはこの花菖蒲のことを指すことが多い。
昔の人が花菖蒲とあやめを間違えて、祭りの名前にしてしまったらしい。
(ただでさえ見分けにくいのに、よけいにややこしくなります)

・5月5日、6月8日の誕生花(花菖蒲)
・花言葉は「うれしい知らせ、心意気」(花菖蒲)
・三重県の県花(花菖蒲)

・「わが恋は 人とる沼の
花菖蒲(はなあやめ)」(泉鏡花)

   (季節の花 300から引用)

波斯菊(はるしゃぎく)

2010年06月14日 | Weblog
この花は、黄花コスモスと同じようにコスモスの仲間かと思っていた。しかし、いまもって真偽の程は判らない。最近、多く見掛けるようになった花である。

・菊(きく)科。
・学名 Coreopsis tinctoria
Coreopsis : ハルシャギク属
tinctoria : 染色用の、染料の
Coreopsis(コレオプシス)は、ギリシャ語のcoris(南京虫)+ opsis(似ている)」 が語源で、実の形が南京虫に似ているという意味。
(南京虫=床虱(とこじらみ))

・花壇でよく見かける。
・黄色で、真ん中が赤い。
・「波斯」は”ペルシャ”のこと。
原産地は北アメリカ。ペルシャは中近東。
だいぶちがう場所だけど・・・。
・「春車菊」とも書く。
・別名 「孔雀草(くじゃくそう)」
「蛇の目草(じゃのめそう)」。
孔雀草は、この花も同じ名前です。

    (季節お花 300から引用)

栗(くり)の花

2010年06月13日 | Weblog
我が家の前を流れている柳瀬川の河岸に栗の木が生えている。その栗の木が、いま丁度、真っ白い花が一斉に咲き始めたところ。この真っ白い花が、秋になると栗の実になるとは、どうしても考え難い感じだ。

栗(くり)・ぶな科。
・学名 Castanea crenata
Castanea : クリ属
crenata : 円鋸歯状の
Castanea(カスタニア)は、
ギリシャ語の「castana(栗)」が語源。

・開花時期は、 6/ 1頃~ 6/20頃。
・芳香がある。
・実(み)は、あの”針山”の栗になります触ると痛いんですよね。
・落ちた実が石のようであることから小石を意味する古語「くり」からこの名になったらしい。

・「桃 栗 3年、柿8年、梅は酸い酸い13年、柚子は大馬鹿18年、林檎ニコニコ25年」。
実を結ぶ時期のこと。何事も、時期が来なくてはできないというたとえ。
・フランス語では「マロン Marron」ですね。

・「行く秋や 手をひろげたる 栗のいが」
松尾芭蕉
「栗拾ひ ねんねんころり 云いながら」
小林一茶
「逗留(とうりゅう)の 窓に落つるや
栗の花」 向井去来
「月夜見(つきよみ)の 光を待ちて
帰りませ 山路は栗の いがの多きに」
良寛

  (季節の花 300から引用)

木通(あけび)

2010年06月11日 | Weblog
うちの近所で垣根代わりに木通(あけび)の蔓を垣根に張らせているお宅がある。珍しいことに、その蔓には、もう木通の実が幾つも付いていた。山のなかならいざ知らず、普通のお宅で木通の実がなっているのを見たのははじめてだ。秋になると、きっと紫色に熟し、ぱっくり口を開いた木通の実が見られることと思う。


木通(あけび)・木通(あけび)科。
・学名 Akebia quinata (木通)
Akebia trifoliata (三葉(みつば)木通)
Akebia : アケビ属 (日本名「アケビ」)
quinata : 五枚の小葉の
trifoliata : 三枚の葉の

・開花時期は、 4/ 1頃~ 4/ 末頃。
・つる性植物。
・名前は、実が熟して割れたさまが、人の「あくび」
に似ていることから「あけび」に変化していった。
また、実は熟してくるとぱっくり口をあけたように裂けることから、「開け実」→「あけび」になった、という説もある。白い中身は食べられる。
つるの部分は利尿作用があり、漢字の「木通」は、「小水が通じるつるの木」からきているらしい。


・木通の葉は5枚で丸っこく、三葉木通の葉は3枚で、ふちは波状になっている。
・春の若菜は”おひたし”やお茶(アケビ茶)に使われる。
・江戸時代は、実の中の種子から油を採った。

   (季節の花 300から引用)

木苺(きいちご)

2010年06月11日 | Weblog
散歩の道すがら、木苺を植えているお宅があった。そのお宅は、先日、珍しいものを植えている奇特な方がいると紹介した方の直ぐ近所だ。お庭に植えるような花木と違った木苺を植えているというのは、奇特な方なのかも知れない。


木苺(きいちご)・薔薇(ばら)科。
・学名 Rubus palmatus
var. coptophyllus(紅葉苺)
Rubus trifidus(構苺)
Rubus : キイチゴ属
palmatus : 掌(手のひら)状の
coptophyllus : 分裂葉の
trifidus : 三中裂の
Rubus は、ラテン語の「ruber(赤)」が 語源らしい。
 赤い果実に由来。

・3月から4月頃、白い5弁花が咲く。
・5月頃、オレンジ色でつぶつぶの球形の実がなり食べられる。
・葛西臨海公園の写真は、看板には「木苺」とあったけど、構苺(かじいちご)」のようです。
「構苺」も木苺の仲間です。
・ラズベリー、ブラックベリーも木苺の仲間。
この木苺の種類はみんな似てます。
区別がつきにくくてすいません。
・木苺の別名 「紅葉苺(もみじいちご)」

   (季節の花 300から引用)

これは黒百合(くろゆり)か

2010年06月10日 | Weblog
二軒お隣のお宅で黒百合と覚しき花が咲いていた。それを見た咄嗟、折井繁子が歌った「黒百合」の歌を思いだした。これが黒百合の花かどうか自信が無いが、黒百合の歌を思い出して戴ければ幸いである。

黒百合・百合(ゆり)科。
・学名 Fritillaria camtschatcensis
Fritillaria : バイモ属
camtschatcensis : カムチャッカの
Fritillaria(フリティラリア)は、ラテン語の「fritillus(サイコロを入れる筒)」が語源。
筒状をした花の形に由来。

・夏、黒い花が下向きに咲く。
・「愛する人へ、そっと贈ったクロユリを相手の人が手にとれば、二人はきっと結ばれる」、というアイヌの伝説がある。
・石川県の県花(黒百合)

  (季節の花 300から引用)

1954年(S.29)、織井茂子さんが歌いました。
黒百合は本州中北部の高山帯や亜高山帯の草地に見られますが、
北海道では平地の林内や平地に自生しています。
作詞
 菊田 一夫
(1) 黒百合は 恋の花
  愛する人に 捧げれば
  二人はいつかは 結びつく
  ああ あああああ あああああああ
  この花ニシパに あげようか
  あたしはニシパが 大好きさ