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モミジの林

2009年12月01日 | Weblog
今日から師走、このモミジ林も、間もなく見納めになりそうだ。

我が家の直ぐ前には柳瀬川(一級河川)が流れている。その向かい側の川岸には沢山の紅葉が植えてある。いま、そのモミジ林が真っ赤に紅葉して、それは見事である。


紅葉・楓(かえで)科。
・学名 Acer palmatum(いろはもみじ)
Acer : カエデ属
palmatum : 掌(手のひら)状の Acer は「裂ける」という意味のラテン語に由来。
 切れ込んだ葉っぱの形から。

・秋の紅葉(こうよう)がすばらしい。
・300種もの園芸品種が江戸時代から作り出されている。
・楓(かえで)と紅葉(もみじ)は植物分類上は同じだが、楓のなかで特に紅葉の美しい種類を「もみじ」と呼ぶ説がある。また、盆栽や造園業の世界では、葉の切れ込みの数、切れ込み具合によって両者を呼び分けているらしい。

(例)【造園】かえで → 葉の切れ込み(谷)が浅いもみじ → 葉の切れ込み(谷)が深い

英語では「かえで」「もみじ」とも「メープル」と呼び、カナダ産の「かえで」の樹液からとったものに「メープルシロップ」がある。

・楓科の代表種はイロハ紅葉(もみじ)。写真もイロハ紅葉。
・楓(かえで)の語源は「蛙手(かえるで)」から転じた。水かきのように切れ込みの浅い葉のものを楓という。
紅葉(もみじ)の語源は、秋に赤や黄に変わる様子を昔、「紅葉づ(もみづ)」といったことにもとづく。(色が揉み出ず(もみいず)、からきたとの説も)。
切れ込みの深い楓を紅葉(もみじ)という。 なお、「イロハ紅葉」の名は、掌状に5~7裂する葉の先を「いろはにほへと」と数えたことから。

★葉っぱが色づくわけ
<簡単説明>
秋になり日光が弱くなり、気温が低くなると(朝の最低気温が5℃前後)、葉っぱのつけねのところに壁ができてきて、 葉っぱから枝の方に養分が流れなくなり、そのため赤や黄色に変わっていく。
<複雑な説明>
木々は冬に近づくと、葉を落とす準備のために葉と枝との間にしきり(離層)を作り、そのため、 葉っぱのところで光合成でできた糖分は枝に回らずに葉の中にたまっていく。 一方、気温が低くなると葉の緑色の色素(クロロフィル)が壊れてきて、その下に隠れていた黄色の色素(カロチノイド)が表面に出てくる。
公孫樹(いちょう)などがこの種類に該当する。
また葉に取り残された糖分は赤色の色素(アントシアン)に変わっていき、それが目立つのがこの楓やモミジなどの種類である。

   (季節の花 300から引用)