木立朝鮮朝顔（きだちちょうせんあさがお）

トランペットのようなきなラッパ状の花、それが木立朝鮮朝顔である。小生の散歩エリアには、数カ所此の花が咲いているところがある。一年に何回咲くのか判らないが、また、あそこにも咲いていたと言った案配で、何度でも咲くようである。小生、かって朝鮮に何年か暮らしたことがある。このとき、現地で此の花を見たことも聞いたこともなかった。一体、どうしてこの花が木立朝鮮朝顔というのか、エンジェル・トランペット」の方がよほどベターだと思うが。
この花は、華岡青洲が麻酔の材料として使った朝鮮朝顔の仲間。間違って食べてしまったりすると大変。
頭痛、幻聴、幻覚、興奮、錯乱、意識喪失、呼吸停止などの諸症状が。要注意


木立朝鮮朝顔（きだちちょうせんあさがお）・茄子（なす）科。
・学名 Datura suaveolens
Datura : チョウセンアサガオ属
suaveolens : 芳香のある
Datura（ダチュラ）は、この植物の
ヒンズー名「dhatura」から変化した名前。
Brugmansia（キダチチョウセンアサガオ属）
として分類されることもある。

・開花時期は、 ６／ ５頃～１１／ 末頃。
６、７月頃に咲くものと、９、10月頃に咲くものとがあるようだ。
・中南米、インド地方原産。
・草ではなく「木」。
・夏から秋まで、芳香のあるラッパ形の大きい花を下向きに咲かせる。
夜に香る。
毒があるそうなので口にはしない方がよいらしい。
・別名では 「エンジェル・トランペット」、

　　（季節の花　３００から引用）

　　今日の誕生日の花：アキノキリンソウ　　　花言葉：安心

　　今日の一句：渡り鳥みるみるわれの小さくなり　　　　上田五千石　　

　　（NHKラジオ深夜便から引用）

ステルンベルギア（黄花玉簾）

このステルンベルギア、別名「黄花玉簾」は、直ぐ裏のお宅で咲いていたものである。この花は、サフラン擬と一緒の鉢に植えてあったので、最初は、サフラン擬の変種かと思ったのであった。この鉢の持ち主は、何の花か判らないという。そこで、色々調べてみた結果、ステルンベルギアという花であることが判ったのである。小生の花のテリトリーでは、初めて見た花である。



ステルンベルギア・彼岸花（ひがんばな）科。
・学名 Sternbergia lutea
Sternbergia : ステルンベルギア属
lutea : 黄色の
Sternbergia は19世紀のオーストリアの植物学者
「Sternbeg（シュテルンベルグ）さん」の名前にちなむ。

・地中海沿岸地方原産。大正時代に渡来。
・９月頃から１０月頃にかけて、
黄色いくっきりした色の花が咲く。
・別名 「黄花玉簾（きばなたますだれ）」。

　　（季節の花　３００から引用）

　　今日の誕生日の花：オオケダテ　　　花言葉：思いやり

　　今日の一句：水中をさらに落ちゆく木の実かな　　　鈴木鷹夫

　　（NHKラジオ深夜便から引用）

白式部（しろしきぶ）

この白式部という花は、直ぐ近所の知人宅で咲いていたものである。この花について、独断と偏見に基づいて想いを巡らしてみたい。
紫式部という花は、命名者が源氏物語に傾倒のあまり、紫色の可愛い花を見て紫式部という美人にあやかって名を付けたものと思われる。この白式部も、紫式部の花が白かったので、それに白を冠したようにしただけではないかと思われる。
何れにしても白式部という花は、珍しい花であることに違いない。


白式部（しろしきぶ）・熊葛（くまつづら）科。
・学名 Callicarpa japonica form. albibacca
（白式部）
Callicarpa dichotoma var. albifructus
（白実の小紫）
Callicarpa : ムラサキシキブ属
japonica : 日本の
albi : 白い
dichotoma : 二叉になった
albifructus : 白い果実の
Callicarpa（カリカルパ）は、ギリシャ語の
「callos（美しい）＋carpos（果実）」が語源。
「美しい実」の意味。

・秋になる白い実が美しい。
・「紫式部」の品種のうち、実が白いものを
この「白式部」と呼び、
「小紫」の品種のうち、実が白いものを
「白実の小紫」と呼ぶが、
２つを同じ扱いで呼ぶことが多い。

　　（季節の花　３００から引用）

　　今日の誕生日の花：ホトトギス　　　花言葉：永遠にあなたのもの

　　今日の一句：夜をこめて咲きてむらさき杜鵑草　　　　後藤比奈夫

　　（NHKラジオ深夜便から引用）