茶と椿

昨夜来の雨も朝方に止み、久々に暖かな一日になりました。

さて、この花は・・・



茶の花ですね。少し前にも載せましたが、茶は椿の仲間なので花もよく似ています。

そして、こちらの丸いのは・・・



茶の実。こちらも椿の実に似ています。

茶畑の地図記号は黒い丸。この茶の実の形を象ったもの。
実際に見てみると、よくわかります。

ところで椿の実って？

こんな感じです。



・・・？
茶の実とは似てないですね。
これは中の種がはじけて落ちたあとのもの。
（茶の実もはじけるとこんな感じになる。）

こっちだとわかりやすいかな？



これがはじける前の状態。

大きさは椿の実のほうがずっと大きいのだけれど、形や色は良く似ている。

この実がこんな風に裂けて、


種を落とす。


そして先ほどのように、外側の殻が反り返って樹に残る。

　　

椿油はこの種からとるけれど、茶の丸い実の中にも、椿のと同じような種が入っています。

・・ところで、地図記号と言えば・・・水田は縦二本線、畑はⅤの字、果樹園はりんごの形・・・などなど。

それでは・・・Ｙの下に横一本線、は何でしょう？
正解は・・桑畑。

絹どころ上州でもめったに見られなくなりましたので、全国にどのくらいこの地図記号が載っている場所があるのかなぁ・・・

桑畑の地図記号は蚕にやるために枝を切り取った桑の樹の形を象ったもの。
実際に見てみると、この変な形が桑の樹を模したものだとすぐわかるのですが・・・

なかなか見る機会は無いですね・・
（畑の境に生垣代わりに植えてあることはありますが）