今週から親父の「抗がん剤治療」が始まる。
親父は昨年から保険が利く様になった「フォルフィリノックス」で治療することを選択した。この治療は大きな副作用もあるが、効果があれば余命も1年近く延ばせる可能性があるらしい。
親父の発病とちょうどのタイミングで発表されたのも運命かもしれない。自分もこの選択に同意だった。
ただ「闘病」という言葉が示すとおり、どれだけこの病気と闘うことが辛い事なのか、はっきり言って今の自分には想像がつかない。そして残された時間を延ばす為に、苦しいこの戦いを選んだ事にどれくらいの意味があるのかもわからない。
わからない。
だから今自分の感じることを信じて行動するしかない。
おじいちゃんが死んだあの日からずっと引きずっている「後悔」を生かすために。
母親には「何かあったら連絡してね」と言っていたが、この4日ほど連絡がくることは無かった。
何もない日が嬉しくもあり、何もなく4日が減ったと思うと悲しくもある。