
このテディベアは、まだ私たちに子供たちがいなかった頃、ママと行ったハウステンボスで行われていたオークションイベントで落札したものなんです。他の人に落札されずに落札出来たと二人で喜んだのを今でも覚えいます。
きれいな色のテディベアは最初は大事に飾っていたのですが、子供が生まれ、たくさんの人形が増え、次第にそれらに埋もれて目立たなくなっていきました。
そんなママとの思い出のテディベアですが、家の大掃除(整理)をした時に、よごれも目立ってきたのでリサイクルショップに売ってしまいました。
リサイクルショップの前を自転車で通る時に、売られているテディベアを見ては「まだ売れてないなぁ」と最初は感じていましたが、だんだんと「かわいそう」「手放してごめんなさい」という思いに変わっていきました。
そしてある日長男と散歩をしている時、息子に「まだくまさんがいたら買って帰ろう」と提案しました。すると息子も「くまさん寂しそうだから持って帰りたい」と言ったのです。
リサイクルショップにつくとテディベアは私たちを待っててくれました。息子は大事に抱えてお店の人に「これください」とお願いしました。また戻ってきたテディベアは、今では息子のお気に入り。いつも一緒にお布団に入り、一緒に寝て、いつも一緒にお布団から起きてきます。手放してごめんなさい。そしてこれからもよろしくねテディベア君。