えげつない

今日はもう、この話題を避けて通るわけにもいかないでしょう。

今日の午後、猪瀬直樹東京都知事が辞任の意向を示す記者会見を行いました。無遠慮に焚かれるフラッシュとスポットライトの中で各マスコミ記者に吊し上げを食う姿からは、気鋭の作家の面影を感じることはできませんでした。

駅売りの夕刊紙は東スポ以外はどれもトップニュースで扱っていて、左側のオレンジ色の新聞に至っては『やっと辞任』という書かれ様です。

今回の一件に関して、個人的には徹頭徹尾違和感を払拭出来ずにいます。いくら石原都政下での副知事で、それまでの作家としての印税等があるとは言え、国政に撃って出るのに等しい都知事選に出馬するための資金額に、少なからず不安要素はあったでしょう。

そこに国会議員絡みの献金の申し出があれば、『渡りに舟』と喜ぶのはごく自然な話（まあ、それが元々いけなかったのですけどネ…）。ただ、そのお金が、蓋を開けてみたら、たまたま『とっても問題のある団体』からのものだった…という話ですよね。だから、別に猪瀬さん自身が巨額の脱税をやらかしたとかいう話ではないわけですよね。

今回の件はどうも、石原都政下で実現しなかったオリンピック招致と、その陰で《新銀行東京》という前都知事の置き土産的な都政のアキレス腱をどさくさ紛れにケムに巻くという当初の目的を達した都政側が彼を『用済み』と見て、ちょうど頃合いよく今回の献金の件が明るみに出るや、これ幸いと議会や議連等が、今まで散々持ち上げておいた梯子を外した…という御家騒動にしか、残念ながら私には見えません。そうでなければ、事の発覚から今日までの話の流れが余りにもスムーズ過ぎます。

会見の中で猪瀬さんが「私は政治家としてはアマチュアだった」と発言していましたが、この言葉に只ならぬ含蓄を感じたのは私だけではなかったのではないかと思います。第一、今までにも故・青島幸男氏を始めとしたタレントや有名人を都民が知事に選び続けていたのは、プロ政治家の都政に嫌気がさしていた都民が、『政治家のアマチュア』である彼等に全面的に期待を寄せたからなのではないのでしょうか。

今回の件で実質的に一番問題なのは、都政に関わる肝心な話し合いを放り出して、こんな枝葉末節の話に鼻息荒くしゃしゃり出て人を指差しながら糾弾し、さもさも仕事したみたいな面をして踏ん反り返っている一部の都議会議員の方でしょう。

個人的にそんなに猪瀬さんに思い入れがあるわけでもありませんし、１００％擁護する気もありませんが、今回のことは、猪瀬さんを辞任に追い込むほどのことではないと思っております。それでも断固追及するというのであれば、他にもっと追及しなければいけない人が沢山いるのではないのでしょうか。例えば、市民感覚では有り得ないくらいのお金をお母様からもらっていながら黙っていた何代か前の総理大臣とか…。

大人の味わい

先程教室に向かおうとしたら、最初にレッスンをするはずの生徒から休みのメールが来たため、そんなに早く行かなくてもよいことになってしまいました(-_-；)。ということでもう少しゆっくりできることになったので、引き続き《Cafeあつめ木》でほっこりしていくことにしました。

ちょうど今週から始まったメニューということで『タルト・タタン』をお願いしました。いわゆるアップルパイのようなものですが、普通のアップルパイよりも薄めのパイ生地の上に、しっかりとキャラメリゼした紅玉リンゴがかなりぎっしりと載っています。ほろ苦いキャラメリゼの中から、紅玉リンゴ独特の酸味の効いた風味が立ち上ってきて、ただ甘いだけのアップルパイとは別時限の何とも奥深いタルトです。

また、添えられたバニラアイスがいい関係性を保って存在してくれて、ちょっと嬉しくなります。こういうアップルパイとアイスの組み合わせを最初に思い付いた人は、本当に偉いと思いますね。

紅玉リンゴが手に入るこの時期限定の大人なタルトです。興味のある方は是非御来店の上、お試し下さい。

寒空の中に…

昼過ぎから天気予報通り霙混じりの雨が降り出し、寒風が絶え間無く容赦なく吹き付ける、何とも冬らしい天気になりました彡(-_-；)彡。こういう冷え込む時には、何はさておき温かいものを頂くべく《Cafeあつめ木》にお邪魔しました。

今日のスープセットは野菜たっぷりのミネストローネです。オレガノの効いたトマトベースのスープにキャベツやニンジン、ひよこ豆等の野菜がぎっしりと入って、かなり食べ応えがあります。トロリと溶けたパルメザンチーズがより温かさを印象付けてくれて、冷え切った身に染み渡ります。

食後に美味しいコーヒーも頂いて、すっかり温まりました。さて、では教室に向かうべく、また寒風の中に身を躍らせることとしませう…彡(+w+；)彡。

図書館のアイドル

二宮町の教室で一室を借りている生涯学習センター・ラディアンに来ました。

ここにはかなり大規模な図書館があります。１階にはオーディオ視聴コーナーと子供の図書コーナーがあって、メゾネットのようになっている２階には専門書のコーナーがあります。

自動ドアを入って２階に上がる階段の手前のところに、身長が１ｍくらいある大きな熊のぬいぐるみが座っています。この子は季節に応じていろんなファッションに身を包んで迎えてくれるのですが、今月に入ってからはサンタクロースの衣装を着て座っています。

来週の火曜日がちょうどクリスマスイヴなのです…が、実はその日が休館日に当たってしまうため、火曜日しか来ない私は今日で見納めになってしまいました(T_T)。

さて、新年はどんな衣装になりますやら…。

さよなら さよなら…

今年は２３日が今上陛下の御誕生日、その次の３０日が大晦日イヴなので、年内の月曜日の教室は今日が最終日ということになります。１２月は、１６日に当たってしまったどこかの曜日が毎年こういう憂き目に遭うのですが、今年はよりによって、ただでさえハッピーマンデーに翻弄される月曜日にブチ当たってしまいました ))゜0゜((ヒィィ！

小田原駅に着いて、冷たい風の吹くバスロータリーの上に張り出した人工基盤のところに出たら、向かい側に建っている《箱根ＶＩＥＲＧＥ（ベルジュ）》というビルに、解体用の足場が組まれていました。これは箱根登山鉄道（株）が所有していた商業ビルだったのですが、今年の夏辺りに入っていたテナント全店が閉店して、解体するために空きビルになっていました。それが、いよいよ具体的なモーションを起こした感じです。

小田原には大学生の頃から何度か来ていました。その後、この街で働くようになってからもずっと駅前にベルジュはあって、ファーストキッチンや銀座ライオンといったテナントで入っていた店にも何度か足を運びました。そんな『私の知っている小田原にずっと有り続けた建物』が解体され、やがて姿を消す…何だか想像も出来ません。

長く小田原に在住されている生徒のお母さんのお話でも、このビルはずっと駅前にあってそれが当たり前の風景だったそうで、「一体どんな眺めになるのでしょうね」と仰っていました。

見慣れた街の風景が劇的に変わるということは、独特の寂しさを感じさせられます。勿論、ノスタルジーにばかり浸っていても仕方ありませんし、一度壊すことによってまた新たに発展してくということもあるかと思いますが、とりあえず年明けからは週に一度小田原に来た時に、慣れ親しんだ風景が徐々に消えていく様を目に焼き付けていこうと思います。

ネコの森

今日は厚木の隣の愛川町に来ました。

中津川の川縁にある《ビオトープ和み茶屋ネコの森》という名前のカフェに来ました。ここで今日、愛川町在住のシンガソングライター・未来あいこさんのライブがあり、私もピアノサポートをすることになりました。

ここは地元の方が土日限定でオープンしているところで、車道に面した手前にオーナーさんが作った野菜の直売所があり、その奥にカフェがあります。カフェの敷地には素敵な日本庭園があって、そこに看板にもある猫たちがウロウロしています。

今日はここのカフェの常連さんと、未来あいこさんのライブの常連さんとが合わさって３０人以上の人が集まり、小さなカフェの中は満員御礼になりました。こんなに盛況なライブも久しぶりです。彼女のオリジナルとカバー曲とを織り交ぜて１５曲ほど演奏しましたが、お客さん達には喜んでもらえたようで何よりでした。

ライブ終了後はそのままオーナーさん主催の宴会になり、お店から心づくしのお料理でもてなして頂きました。そして興がのってきたところで何故かカラオケ大会になり、再び盛り上がったのでした(^_^;)ゞ。

ほっこり…(*￣∇￣*)

昨日の北風に吹き下ろされて、街路樹は殆ど丸坊主になってしまいました。厚木の街を往く人も襟を立てるようにして、足早に擦れ違っていきます。

そんな中、ランチを頂きに《Cafeあつめ木》にお邪魔しました。きょうのスープセットはアツアツの豚汁です。こういう冷え込む日には何よりのメニューです。

大根、人参、牛蒡、椎茸、豚肉といった、これ以上ないくらいにシンプルかつ王道の具材から出た出汁が味噌と合わさって、見た目を裏切らない美味しさです。器に顔を寄せると添えられた葱と切り柚子が、味噌と一緒にふんわりと香ります。途中からが七味唐辛子も効かせて美味しく頂戴しました。

それにしても数多ある野菜の中から、この汁物にこの野菜の組み合わせをした最初の人物は誰だったのでしょうか。どれ一つ欠けても、恐らく満足のいく豚汁やけんちん汁にはなりません。特に牛蒡の香りは不可欠で、これが入らなければ相当寝ぼけた味になってしまうでしょう。日本人の味覚の鋭さと感覚の豊かさに、改めて感じ入ったのでした。

今日の《cafe32゜F》

今日のあざみ野は、袋にまとまった缶ゴミが飛ばされるくらいの強風が吹き荒れていました彡(+w+；)彡。街路樹も今日一日ですっかり葉を落としてしまい、もはや紅葉を愛でる術もありません。乾いた風に散らされた落ち葉が、歩道のあちこちに吹き寄せられていました。

そんな寒空を歩いたから…というわけでもありませんが、今日はキーマカレーのセットをオーダーしました。辛味の効いたスパイシーなキーマカレーを頂いて、体の中から温かくなってきました。夏場の暑いさなかに汗をかきかき食べるのも醍醐味ですが、こういう寒い時期のカレーというのもまた格別です。

これを頂いている最中に、ちょっとひらめいたことがありました。来週表明してみようかしら…？

光の小径

たまプラーザの教室を終えてから、駅ビル《たまプラーザテラス》にある山野楽器にＣＤを買いに行くことにしました。

今年のたまプラーザテラスのイルミネーションは、例年よりも明るい感じがします。ＬＥＤを使っているということもあるかと思いますが、特に今年は上から下げられたイルミネーションが増えたということも一因しているのかも知れません。

テラスの入口から奥にあるフードコートに向かう小径にも、御覧のように真っ白な光のイルミネーションが吊り下げられていて、辺りを煌々と照らしています。何のイメージかは分かりませんが（つらら…？）、時折吹く風に揺られてキラキラと光り輝きます。

午前中から冷たい風が吹いていましたが、夜になったらまた一段と冷え込んできました。何だか今年は冬が冬らしくて素敵です。

北欧風味

今日は教室がない日なので、ゆっくりとランチを頂くべく《Cafeあつめ木》にお邪魔しました。

今日は月替わりキッシュのセットをお願いしました。今月のキッシュは『スウェーデン風ミートボールのキッシュ』です。ちょっと分かりにくいかも知れませんが、キッシュの断面にある茶色っぽい丸いものがスウェーデン風ミートボールです。何をもってスウェーデン風かと言うと、マッシュポテトが練り込んであるのが特徴だからなのだそうです。

去年の１２月にも登場したメニューなのですが、店長さんのお話では、今年はミートボールを揚げ焼きする時に発酵バターを使っているということもあって、去年のものに比べて風味に深みがあります。

クリスマスパーティ向けにテイクアウトも受け付けているということですが、現時点でかなりのオーダーが入っているようですので、追加オーダーが可能かどうかについては、一応お店に確認して下さい。勿論、お店でランチでも楽しめますので、興味のある方はお店へどうぞ。

お疲れでしょうが…

あちこちの町並みにイルミネーションが輝き出すということは、それだけ年の瀬になっているという目安にもなっているかと思います。なので、イルミネーションそのものは綺麗でいいなぁと思うのですが、その反面『あれしなきゃ、これしなきゃ…』と、いろんなことを急かされるような気分にもなってきます。

そんな中、乗り込んだ小田急線の車内で、こんな光景が見られました。確か以前にもマナーの悪い学生風情が優先席で狼藉をはたらいたことを書きましたが、それに比べたらここは優先席ではないし、ちゃんと靴も脱いで上がっているから…

…って、そういう問題ではありません。御覧頂ければ分かりますが、この人だけで軽く３人分はスペースを占拠されてしまっているわけです。私が見ていた間にも何人か乗り込んできましたが、皆様方は揺り起こすわけでもなく、結局何となく気をつかって就寝スペースと隙間を空けて座るしかないのです。

年の瀬でお忙しいのは分かりますが、公の場所であまりこういう醜態は曝さない方がよろしいかと思います。私は途中で降りてしまったので、この後彼がどうなったかを見届けてはいませんが、いくら平和な日本国内だからといって時期が時期だけに、せめて寝込みに財布をすられたりしないことを願うばかりです…。

はみ出る大きさΣ(゜ロ゜ノ)ノ

こちらはコッペパンでございます。御覧下さい、このデカさ！因みにパンが載っているお皿は先程あんパンを載せていたものと同じものですが、何しろ大きくて収まっていません。

どのくらい大きいのか…試しに横の長さを計ってみたら２５ｃｍと、まあまあ通常のコッペパンと大差はないのですが、縦の長さを計ってみたら、何と１３ｃｍもあるではありませんか！コンビニで売られているものはせいぜい７～８ｃｍくらいと、だいたいそのままかぶりついてもどうにか食せる大きさですが、こちらはとてもじゃありませんが、いきなり口には入れられません。

また、今回は横一文字に切れ目を入れた間にアンズジャムを挟んでもらいました。うっすら着いている程度かと思いきや、まあたっぷりとジャムが挟まっていて、ちゃんと下になる方を手でしっかりと持っていないと、食べ始めた反対側からジャムが後から後から溢れ出てきてしまうので、注意が必要なくらいです。

こんなに食べ応えのあるパンが、町のパン屋さん価格で購入できるというのは嬉しいことです。

あんこたっぷり！！

先週《守谷のパン》で名物のあんパンとコッペパンを買った話を載せたら、一部の方々から「パン写はどうした！」という御指摘がありましたので、今日もパン屋さんに立ち寄って購入して撮影してみました。

先ずは名物あんパンを、分かりやすいように半分に切って断面を撮ってみました。どうです、このあんこの量！何だかもうあんパンというより、あんこの塊の周りに辛うじてパン生地が纏わり付いているもの…といった様相を呈しております。

これだけあんこたっぷりだと、食べ疲れしてしまうのでは？…と思われるかも知れませんが、小豆の風味が十分に感じられるくらいの甘さなので、一個ペロッとイケてしまいます。

光降る小径

新宿まで戻って来ました。

駅に隣接する小田急百貨店と京王デパートの間にあるモザイク通りには、御覧のような黄金色に光り輝くイルミネーションが飾られていました。縦に光っているのは、シャワーが降り注ぐように光るイルミネーションで、ＢＧＭに合わせて様々に輝きます。

道行くカップルや家族連れが頭上に輝く光の演出に歓声を上げて足を止めては、盛んにシャッターを切っていました。

今日の《cafe32゜F》

今日お店に伺って、日替わりケーキの書いてあるボードを見てみたら、ベイクドチーズケーキとアップルシナモンのパウンドケーキの２種類でした。

実は個人的にチーズとシナモンの匂いが得意ではないので、それならそれで今日はケーキセットじゃなくてサンドウィッチか何かお願いしよう…と思ってメニューを見ていたら、御主人がニコニコしながら近づいてきて、小声で私にこう仰いました。

「先生(^_^*)、ガトーショコラありますけど、そっちにしますか？」

あまりの展開に思わずズッコケてしまったのですが…折角なのでお言葉に甘えてお願いしてしまいました(^^;ゞ。

普段から私が会話の端々に好き嫌いの話なんぞ織り交ぜてしまっているからいけないのですが、こんな細かいことにまで気を使って下さって有り難いやら申し訳ないやら…ただただ感謝ですm(_ _;)m。