連日東京五輪で沸いている昨今ですが、今日は76回目の広島原爆の日でもあります。つい先日、いわゆる『黒い雨訴訟』で国が上告を断念したニュースが記憶に新しいところですが、今尚原爆の後遺症に苦しんでおられる方も少なくありません。
10万からの一般市民を一瞬に殺傷しておきながら、米国内では今だに原爆投下を『大東亜戦争を集結させた最良の策』として肯定する向きがあるようです。しかし、あれだけの非戦闘民を無差別に殺傷したことは、決して容認されるものではありません。
東京五輪の陰でともすると忘れられがちになってしまっていますが、唯一の被爆国として絶対に忘れてはならないと思います。
そんなわけで今日は全ての被爆者の御霊に向けて、バッハが編纂した《アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帳》に収録されているアリア『あなたが側にいてくださるなら(Bist du bei mir)』を送ります。マウリツィオ・マチェッラによるオルガン編曲版でお聴きください。
合掌。