共 結 来 縁 ~ あるヴァイオリン&ヴィオラ講師の戯言 ~

山川異域、風月同天、寄諸仏子、共結来縁…山川の域異れど、風月は同天にあり、諸仏の縁に寄りたる者、来たれる縁を共に結ばむ

桜の木は残った

2015年04月04日 19時50分51秒 | 日記
先日千鳥ケ淵に行った時の天気は何処へやら、昨日も今日も曇り空が続いてしまっています。やはり木曜日にお花見に出かけたのは正解だったようです。厚木は朝方は割と暖かかったのですが、昼前からどんどん気温が下がってきて、午後になったらすっかり冷え冷えとした天気になってしまいました。早とちりしてジャンパーをしまったりしないで、本当によかったと思います。

今日はいろいろと用事があったので、手近なところでお花見をしようということで厚木神社に参詣しました。

写真で見ると、桜の木が何だか妙な格好になっているのが分かるかと思います。以前にも当ブログに載せましたが、かつてこの桜の木の右隣に建っていた神楽殿が付け火の被害に遭い、その火がこの桜にも燃え移ってしまったのです。鎮火後に神社を訪ねたら、見るも無惨に焼け落ちた神楽殿の横で、広げた枝の半分以上が燃えてしまった桜の木があったのを、今でもよく覚えています。

あれだけ類焼してしまったからには伐り倒されてしまうのかも知れないな…と思っていました。しかし結果的には、燃えてしまった枝を伐採してしまうことで木そのものは保存するという方針になったようでした。なのでこの桜の木は、こんな変わった容貌になってしまったのです。

いつか伐られたところから細い枝が伸びて、新たな花を咲かせてくれることでしょう。その時を心待ちにしましょう。

そんなことを知ってか知らずか、この桜の根元には何人かの花見客が茣蓙をひいて車座になり、呑気に花見を楽しんでいました…。
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