ステーキ漂流記
10月7日
新規189軒目「リルリール」アンガス牛サーロインステーキ(渋谷)
店自体は昨日歩いていて見つけたが、行くのは今日にした。たまには計画的に行く。
表のメニュー表の看板を見てみつけた。「ステーキ漂流記」ではたまにある“足”でみつけるパターン。泥臭いよね。それがいいんだよ。ちなみに、「食●ログ」では“料理”の欄にはステーキメニューがなく、ランチにしか書いてないパターン。これではみつけられない。やっぱり足でみつけるは重要だよ。
店に入り、窓際の席を案内され、すかさずアンガス牛サーロインステーキを頼む。
すると、すぐにサラダが来たが「へ?」となった。
なんとガラスの小壺(?)に入ったまま持ってきた。ドレッシングが別で。童話の「鶴と狼」(タイトルが違うかな……)だったら、狼が食べられないタイプの食事。いや、人間でも食べにくいって。皿がないと。でも、ちょっとわかった。お洒落さと、洗う時、ガラスの小壺ならそんなに汚れない。それに落としても割れない。考えたなコイツ、って思いながら食べる。
そんな感じだったので、サラダが食べ終わる前にステーキ配膳。
早いのね(笑)
いやいや、キミ(ボクのこと)が遅いって。
まずナイフで一刀し、ひとく……。
…切りにくい。
そんなに硬い肉じゃないのに。
ナイフの刃が弱い。なので、ギコギコのこぎり、ヴァイオリンをひくかのごとく切る。切れた。
ナイフ、切りも評価の対象なのです。
珍しくクレームレベル。
からの~、一口。
うん、ガーリック醤油が効いてて美味い!
食べ応えは柔らかい。
肉そのものの旨味の少なさを見事にガーリック醤油がカバーしている。それでいいんですよ。
ライスを付け合わせと一緒に片付け、再び肉に。
切りにくいんだな、これが。
でも、美味い。
この繰り返し……でもなかった。
この切りにくいナイフの上に脂身が硬い!
物凄く切りにくい。え、き、切れない?
いや、意地で切った。
食べれば美味い。脂身の硬さも食感としてあり。
という以上のことを食後のアイスコーヒーを持ってきた店長に全て言った。
さぞ、
「何者だ、コイツは?」
と店長も思っただろう。
実写版ヤング武藤鶴栄(by「将太の寿司」)にしか見えなかっただろう。
ナイフで文句を言うやつはいないだろうから。
一通り、文句と評論をしてから名刺を出して、会計。
ステーキは美味い部類(工夫面)だが、
ナイフがダメというレアパターン。
ナイフ、切りも食べる上での重要な要素です。
総合 ★★★
素材 ★★
旨味 ★★
盛りつけ ★★★
タレ ★★★★(肉の相性は抜群)
ナイフ ★(変えなかったら、この店に未来はない)
切り心地 ★(ナイフもダメなら肉もダメ)
付け合わせ ★★★
サラダ ★(食べにくい上にそんなに美味くない)
コスパ ★★★