年を明けてから実家の両親の健康がよろしくないので、普段より行ったり話したりの機会が多い。
常日頃、親孝行など一切してこなかったので致し方ない。
程度の差こそあれ自分でもなんとなく判るが、思うように事が出来ないことへの
苛立ちが原因のストレスは相当大きい、と実感する。
それなりに大人なので子供の様な我儘にはならないが、あることへの価値を押し付ける意識は
必要以上に強くなるのだ、と感じることが多い。
そういった思いが、今時の若者は、とか、最近はまったく、とかの批判となって口に出る。
自分が正しいと考えていることを他が大して重視していないことに腹を立てる。
年寄りと接する時間が増えると、普段あまり意識していなかった事が見えてくる。
そして自分自身が不用意に年を重ねてしまったことを改めて恥ずかしいと見直す機会になる。
そうした意味で年寄り様様だ。