稲沢サンドフェスタの活き活きとした表情

一昨日、昨日と開かれた「第２８回稲沢サンドフェスタ２０１６」。
まだ今日も「砂の造形展」の作品を観ることができるとのことで、ちょっと行ってきました。

８００台以上停めれる駐車場もほぼ満杯、家族連れで賑わっています。

迫力のある砂の造形が並びます。
砂を固めてこんなに活き活きとした表情を造るのは、大変だったでしょうね。

岡弘美さんの「ほたる」に顕われる色合いと童女の動作との調和

溢れるばかりの情感を押さえ、繊細な心と精巧な手先によって創り上げられた作品の数々。
会場に入れば、目に飛び込んでくる作品のどれもが、一つ一つ、眩いばかりの光を放っています。

そんな中でも、私の心を一番強く奪い取ったのが岡弘美さんの「ほたる」。
座った童女が、左手の掌にほたるを乗せ、右手で優しく覆って陰を作ります。
小首を左にそっと傾げる童女の目の先には、きっと童女の心を捉えて離さないほたるのゆらゆらと揺れる光が見えることでしょう。
張抜木目込というそうですが、童女の顔のほんのり明らんだ頬を際立たせる藍色の着物の移り行く色合いと童女の動作との調和が、なんともいえず素敵です。

昨日観た三越名古屋栄店での「日本伝統工芸展」でのことでした。