円空さんが彫った寅は優しい顔だち

今日は扶桑町正覚寺の円空仏 （ 、十二神将 ） の一般公開の日です。
午後の公開開始時間より２０分程早く着きましたが、もう熱心な方が先客でお参りしてみえます。

安寿様からは 『 どの円空さんが一番好き？ 』 と聞かれ、 「 寅年だから “ 寅 ” です。 」
『 どれどれ、寅にしては優しい顔してるね。 』 だって。
私はてっきり自分のことを言われたと思い、 「 優しそうなのは見てくれだけですよ。 」 なんて、ちんぷんかんな返事を。

今日の公開には、遠くは、埼玉県からの男性や滋賀県からのご夫婦もおみえになっており、円空さんも喜んでみえることでしょう。

徳田淳子さんの絵は、 『 生きている。 』

今日たまたま入った喫茶店では、喫茶店と同じ町内の方の５人展をやっていました。
第４回を数える 「 江森町５人展 」 は、水彩画と油彩画が展示されています。

素敵な絵ばかりですが、その中でも特に私がいいと思ったのが徳田淳子さんの３枚。
少年２人を描いた “ ヒンドゥの祠の前の２人 ” 、お庭に咲いた花でしょうか “ 黄色い花 ” 、そして、魚と わけぎ と しいたけ を縦に並べた “ 今晩のおかず ” 。

いずれの絵も、お店のマスターが言ってみえましたが 『 生きている。 』

ヒンドゥの２人の少年は、祠の前にある奥行きの深い椅子に座っています。
少年の後方には、火を焚いているんでしょうか赤く燃えてる炎が揺らめく祠が建っています。
向かって左の少年の上着は赤、ズボンは黄色。
右の少年は白の上着と紫のズボンをはいています。
２人ともはだしです。
ちょっと伏し目がちに前を見ていますが、意志が強そうな姿態からは、なんともいえない清冽な空気と生命感が漂っています。

とても素敵な絵を見せていただきました。

「 第４回江森町５人展 」 は、江南市江森町のコーヒー＆ブティック コロッセオ さんで、１０月２２日（火）まで開催中です。 （ 水曜は定休日です ）