クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

“ 道 ” の作者の三輪修さんが語る画家の真情

2012年06月10日 20時59分42秒 | 美術展
素敵な絵 “ 道 ” の作者の三輪修さんとお話ができ、ラッキーでした。

今日行った3回目。
「 2012 一宮総合美術展 」 での会場です。

たまたまおみえになった三輪さんに “ 道 ” について、いろいろとお聞きすることができました。

『 “ 道 ” の制作期間は、描き始めから描き終わりまで2年間。 』

『 “ 道 ” は、木曽川と名神高速が交差する辺り。 』
( いやぁ、私の家から歩いて15分ほどのところでした )

『 ほぼ、その風景をリアルに表現しているが。左手に見えた土手は削った。右手の草叢は若干低くした。そして画面右側の1割ほどは、カットした。 』

『 ロケハンでは、シノゴのカメラを使う。 』
( ぅぅ~~ん、写真でもプロですね )

『 若い時には、一日20時間も絵を描いていた。 』
( 今でも、充分お若いのですが、ものすごいパワーです )

『 同時に50枚ほどを並べて、描いている。 』
( 今思うと、5枚と50枚を聞き間違えたのかな。いや、確かに50枚と聞いたような )

ぇぇ、そんなぁ。
どうやって、いろんな絵に、いろんな気持ちで取り組むのかなぁ。
答えは、 『 その方が、私は描きやすいから。 “ 男と女 ” と一緒で、とっかえひっかえの方が、気分がのります。 』
ぉぉ~、なるほど、人生の極意ですね。

そして、私は最後に聞きました。

「 この絵を描いた時は、どんなお気持ちだったんですか。 」

『 朝、舟を取材に行って、ふと振り向いた時の “ 轍 ” 。これは、もう自分の人生ではないか。描かなければならないと、強く琴線に響いた。 』

かっこいいですねぇ。
確かに画家の思いが強く滲み出た上下にうねった泥の道と、右と左には大きくえぐられた轍。向こうに並ぶ草叢は葦でしょうか、そよそよと緊張感を持って観るものを引きつけ、離します。
まだ、 “ 道 ” は完成ではないともおっしゃってみえました。
画家が表したい世界、キャンバスに留めたい世界には、一寸の妥協も無いのでしょうね。

2012年4月14日
白日会88回展名古屋展での “ 道 ” 鑑賞ブログ

2012年6月 8日
2012 一宮総合美術展での “ 道 ” 鑑賞ブログ
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写真が伝えるもの

2012年06月10日 19時30分43秒 | 写真展
「 2012 一宮総合美術展 」 を飾る写真の数々。
市内の写真団体選抜作家の作品展です。

まずは、当地の御大夫馬勲さんの「生きる」。
更に、伊藤繁雄さんの「追憶」。
林三平さんの「記憶」。
そして、中村薫さんの「バザールの婆様」。

いずれも、ピュアなカメラアイが素敵ですね。
静かな動きの被写体の中で、うごめくビビッドな力を感じます。

写真が捉える被写体の光と影が表す情感が、湿り気と、適度な乾きの心をもって、写真家の控えめな視線の向こうに光り輝いています。
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中学生の熱心な演奏は、心が洗われます

2012年06月10日 19時02分27秒 | 日記
「 中学生と消防音楽隊のふれあいコンサート 」 。
市民会館で今日行われたこの催しは、今年で12回目です。

市内の中学校から順に選抜され、消防音楽隊とコラボです。

出演した4つの中学校。
それぞれのブラスバンド部、吹奏楽部には特色があります。

最初に登場した中学校は大和中学。
今は懐かし25年前の “ タッチ ” を熱演です。
24分テレビと称して、最後の曲では顧問の指揮者本多玲未先生が、生徒2人に連れられて会場を半周ランニング。
見事時間内にメーンステージに戻ってきました。

次の木曽川中学。
1曲目はわらべ歌メドローです。
女生徒が浴衣姿で、通りゃんせのこの子の7つのお祝いにとか、あんたがたどこさの狸が鉄砲撃ってとか、楽しいステージ。
部と曲目を紹介した子の言葉が泣かせました。
『 私たちが目指す音楽とは単にきれいとか美しいではありません。聴いて笑顔があふれるとか、涙が出るとか、感動を与えることができることなんです。 』 と。
部員は全員で90名とか、すごいですね。

3番目は尾西第一中学。
キャプテンが部と曲目を紹介したのですが、なんと3分間、手に持っていた原稿に目を触れず、暗誦してお話したのにはまいりました。
ちなみに私の母校で、娘もブラスバンド部でアルトサックスをしていましたが。

最後は今伊勢中学。
たくさんの子が、クラリネット、ピッコロ、テナーサックス、アルトサックスなどなど、立ってソロ演奏です。
これも先生の生徒指導方針の表れなんでしょうね。

さて、みなさんここでクイズです。
ふふ、途中司会者が出したクイズなんですが、 『 吹奏楽で使う楽器の起源は、いつでしょうか? 』

答えは、なんと紀元前3000年に遡るそうです。
そんな頃に、軍隊を鼓舞するために生まれたとか。
では、日本に上陸したのは。
明治2年に英国の海軍が伝えたそうです。
知りませんでしたね。

ところで、今日の消防音楽隊の演奏でトランペットのソロを披露した近藤万里子隊員。
トランペットを始めたのは小学4年生の時とか。
でも本人の希望楽器は、1にフルート、2にクラリネット、3がサックスだったそうですが、何故か先生にトランペットを勧められたとか。
その理由は “ 歯並びが良くなくては木管はできない ” というのが先生の指導方針だったとか。
でも近藤嬢、そのおかげで素晴らしい出会いがあったと喜んでいました。

人との出会い、一生付き合う道具との出会い、いろんなシチュエーションの中で、透明感をもって、まぁ時には前も見えずに曇って交わっていくんでしょうが、いずれにしても楽しいですね。
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次の次のドラゴンズを背負う

2012年06月10日 18時21分10秒 | ドラゴンズ
さぁ、ファイターズとの交流戦第三戦。
今日のドラはどんな戦いになるでしょうか。

今、2回の表を終わり0対0。

さて、ドラゴンズの次の次の世代のエースと、レギュラー3塁手。
3年目の背番号21の岡田俊哉と、6年目背番号1の堂上直倫。

共に18才で入団して期待される背番号。
若竜の二人がこれからどんな成長の軌跡をたどるか楽しみです。
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