パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

高島野十郎展 at 目黒区美術館

2016年04月18日 | アート・文化
今年見た絵画の中で一番感銘を受けました。

「孤高の画家」「蠟燭の画家」として、近年注目を集めている画家だそうです。
この「百合とバイオリン」の静物画をネットで見て、即、目黒区美術館へ行きました。


いやぁ。思いのほか良い画です。
人物画は少なく、静物画、風景画がメインです。
全ての画がセピア色かかっています。
その分、静謐な感じがします。強いて言うならば、シャルダンに近いかな?
仏教に寄与していたという部分も影響があるのでしょう。
  

アップした画像は、静物画が多いですが、展示は風景画の方が多いです。
一躍有名になったのがこの画です。「すいれんの池」


その他の風景画。
風景画の絵葉書が少なかったので、ご勘弁。
 

この「蠟燭」は連作ものでして、微妙に違う様々な「蠟燭」があります。
モネの「睡蓮」シリーズの様です。
しかし、素晴らしいと許容してしまいます。


睡蓮もありました。さすがにモネではありませんね。(笑)



更に「月」シリーズも有名です。
「月ではなく、闇を描いた」そうです。


それはそれとして、目黒区美術館、地方の美術館としては、素晴らしい作りをしています。
動線が良いと思います。
近代、現代アートが中心です。
そういう訳で、コインロッカーも珍しい。用途に合わせて3種類。
これは便利だわ。



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黒田清輝展 at 東京国立博物館

2016年04月16日 | アート・文化
自分的には、黒田清輝と言う人の絵画は、さほど興味が無いというか、印象が薄い。
色使いが、印象派の様に鮮やかでないせいかな?

しかし、この人のお陰で、日本に洋画が根付いた訳で、無視は出来ない。
ここにアップした絵画は、どれも有名ですが、タダで観ることが出来るのです。東京藝術大学のはす前に「黒田清輝記念館」がありまして、そこに常時展示されているのです。入場料タダ。

まあ、見たものもありますが、義務感で観に行きました。
フランス滞在時の展示物が多かったです。


左が最初期の画。右が絶筆となった画。
左側は、ミレーの影響を受けた事が分かります。
晩年は、国会議員になって、行政側から、芸術運動をサポートする等、激務だったらしく、小作品ばかり描いています。


師の絵とか、結構、他人の構図をパクっています。ビデオ説明がありました。
黒田清輝以外にも、彼の師(コフラン)の作品、ミレー、黒田清輝の先輩、後輩の作品も数多く展示してあります。

意外にも空いています。教科書にも載る人なのにねぇ。
自分と同じ、興味無い人多いのかな?
これで、入場料1,600円は、ないだろと。

このキューピーちゃんは、有名な「湖畔」のモデル(後の奥様)です。
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そのまたその後の「Diginnos Stick DG-STK1B」

2016年04月15日 | デジタル・インターネット
「Diginnos Stick DG-STK1B」の続きです。
持て余してしまったので、1階の居間にあるTV(42型)に取り付けることにしました。
居間で使用するには、従来のキーボード・マウスはデカ過ぎるなぁと。Bluetoothはイマイチ信用できないので、無線式が欲しい。確かロジクールから、タッチパッド一体型のキーボード(k400 Plus) が売っていたハズ。さっそく近所のショップにて確認したのですが、それでも、居間に置くにはデカイ。



そういう時は、Google先生。ありました。小型の一体型で人気なのが。Ewinと言うメーカーから販売されているEW-RW10
これは小さいけれど、キー(ボタン)が押しにくい。しかもタッチパッドが右側、つまり親指のみを酷使するのか?と思いました。


もう少し大きいヤツを・・・と言う訳で、購入したのが、同メーカーの製品、mini keyboard
サイズは17.6 x 11 x 3 cm。重さは 159 g 。小さくて軽いです。親指でプチプチするには丁度良い大きさです。


充電式なのですが、このバッテリーが交換可能です(どこで入手できるか分かりませんが)。それどころか、単4でも動作可能です。さらにWi-Fiのドングルが格納できます。非常に便利です。
 

親指入力と割り切れば、文字入力に不満はありません。
IMEの起動は、Capsボタンを押すだけ。
ブラウザ、メール起動ボタンもあります。


欠点は、マウスカーソルを移動すると、その範囲が選択され、青く反転する場合があります。一回タップすれば、選択は解除されますが、何故、そんな現象が起こるのか?

さらに、USBの差し込み口がminiUSB。 イマドキこれはないでしょう。


タッチパネルは狭いので、慣れが必要です・・・・・と言うか、未だに馴れません。ああ、マウスを追加購入か・・・・・。
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らーめんセット at らーめん三吉 in 新橋

2016年04月12日 | グルメ
銀座(正確には新橋ガード下)で一杯300円のラーメンが食えるとは!


ごくごく普通の鶏がらラーメン&細打ち麺。


これまた、普通のチャーハン。


これ以上、何が必要だというのか?
「普通」というのは、ラーメン日高屋よりは上、と言う事です。(笑)
この安さ、新橋に行ったら、必須なお店になりそうです。
 
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宮川香山展 at サントリー美術館

2016年04月10日 | アート・文化
超絶技巧の先駆者。
陶器の表面を写実的なオブジェで装飾する「高浮彫(たかうきぼり)」の開発者。
その後、磁器に釉薬を施すことで、磁器の新世代を切り開いた、偉大なる陶芸家
この人の終生にわたる革新者としての気負いに唯々頭が下がる思いです。


京都の真葛ヶ原(まくずがはら)の陶工の家に生まれました。父・長造から陶器や磁器の製法を学び、家督を継ぎます。その頃はごくオーソドックな京焼き。
評判の陶芸家でしたが、明治維新後、武家からの受注が無くなり、横浜へと移住。それは、外貨獲得のために外人ウケする陶器の作成。
今までの経験とプライドをぬぐい去り、心機一転新たなる世界に挑む精神。感服です。
     

ユーモラスなセンスも持ち合わせています。
この展示会を観ていた途中、ふと、思いつきました。「アールヌーボーの王、ガレは宮川香山をパクったな」と。
19世紀後半のフランス芸術は、印象派を初めあらゆる芸術家が、ジャポニズムに影響されましたが、「ガレも例外ではないな」と。
 

確かに、驚嘆すべき技術です。後年、帝室技藝員に任命されます。技術は素晴らしいが、これは「美」と言えないのではないか?
表面の外観だけを賛美する外人は良いとして、花鳥風月を愛する日本人には「美」とはとらえることが出来るのか?帝室技藝員に任命されるほどの美術品かな?と疑問に思いました。しかし、それは、この展示会の下階での展示物を観て、払拭されました。

趣向が陶器から磁器に移り変わった、からです。陶器よりも高温で焼くので、釉薬がどのよう変色するのか?膨大な試験を繰り返し、到達した結果に驚きました。これなら、任命されるに足る作品群ですね。
この執念と、過去にとらわれない前進し続ける心。お見事です。
 
コメント (2)
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