パールライスのつれづれなるままに

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ヴァロットン—黒と白展 in 三菱一号館美術館

2023年01月14日 | アート・文化
ナビ派の画家、フェリックス・ヴァロットン(スイス)
「ボール」の絵が有名です。


ヴァロットンの油彩画は、硬質な感じがします。
特定の領域をベタ塗りしていて立体感に乏しい。隣り合う領域が色違いであることがはっきりと分かる。動きが感じられない。クロワゾニスムの輪郭線がない絵というか。だからナビ派なのか?




ま、それはそれとして、版画は親しみやすいです。描かれた人物が「タンタンの冒険」のタンタンに似ていると思うのは私だけ?(笑)


モノクロ、構図が浮世絵に似ているところは、やはりジャポニズムでしょうか。
油彩画と違って、親しみやすい絵になっていると思います。
親しみやすい絵柄とは違い、描かれている内容は辛辣な社会風刺です。この対比が版画家として人気があった理由でしょう。

館内で所々上映しているアニメーションがまた良い出来なのです。可愛い動物だったり。

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