パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

春画展 at 永青文庫

2015年09月22日 | アート・文化
話題の春画展です。

永青文庫と言う施設は、駅ら奥まった静かな場所に、控え目に存在している様なもので、それほど人気のある展示施設ではない気がします。入場料は500円だし。いつも空いていたし。
しかし、今回は違いました。1,500円です。
屋外に仮設トイレを10個ほど設置、テントも設置してありました。マスコミ用かな?
4階建の建物で、第1会場は、4階です。狭い階段で行列が発生して、会場に入るまで10分ぐらいかかりました。

こう言うマイナーな施設出なければ、展示会を催し事ができなかったそうです。主催者は「あらゆる美術館に断られた」と、コメントしていました。

観客は18歳未満お断り、老若男女問わず大盛況でした。

著名な浮世絵絵師(歌川広重、喜多川歌麿、葛飾北斎等)が描いている事は知っていましたが、以下の事は知りませんでした。むしろ驚きました。
1.狩野派の絵師まで春画を描いていた。
2.花嫁の嫁入り道具の一つだった(奈良林祥の「HOW TO SEX」みたいなものかな?)。
3.印象派の画家にとって、春画の方が影響が大きかった。

丁寧に書かれています。
下ネタは、貴賓貴賤と問わず、老若男女の問わず、人間の生活にとって必需品ですから、美術の学術的研究が進むことを期待します。
清濁合わせて飲み込んで、やっと真実が分かるのではないでしょうか。
歌川広重が生きていた当時、浮世絵は美術品ではなかったのですから。

添付した画像は、購入した絵はがきのうち、大人しめのヤツをアップしました。


この画像は、喜多川歌麿が描いた春画の中で、最高傑作と言われているヤツです。このアングルが斬新だと。

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