パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

オルセーのナビ派展 at 三菱一号館美術館

2017年02月05日 | アート・文化
「ナビ派」とは、1890年代のパリで、若い芸術家によって結成された、前衛的な集団。「ナビ」はヘブライ語で「預言者」

ポール・セリュジェがポール・ゴーギャンから指導を受けた(色彩について)が始まりです。その絵が絵「タリスマン(護符)、愛の森を流れるアヴェン」です。この絵が「ナビ派」の始まり。


ナビ派の中でも理論派と呼ばれたモーリス・ドニの言葉
「絵画作品とは、裸婦とか、戦場の馬とか、その他何らかの逸話的なものである前に、本質的に、ある一定の秩序のもとに集められた色彩によって覆われた平坦な表面である。」
要は、「形ではなくて、色にこだわれ」と。
以前紹介した「マティスとルオー展」マティスは色彩を重視したフォービズムの画家ですが、彼以前に色彩を重視した派閥があった、と言う事です。それだけでも前衛的な集団と言えるわけですね。

本日、初日でしたが、女性が多いこと。
パッと見、パステル調の可愛い絵が多いですから。特にドニの絵は。
  

これは、ピエール・ボナール「格子柄のブラウス」です。彼は、「日本かぶれのナビ」とあだ名されるほど、日本趣味に高い興味を示していていました。
竹下夢二みたいな、はかなげな絵に見えます。ああ、時代が錯誤している。(笑)


「ナビ派」はよく肖像画を描いていたそうです。有名なのが、エドゥアール・ヴュイヤール「八角形の自画像」


アリスティード・マイヨール「女性の横顔」
彼は目に障害を持つようになり、その後彫刻家になりました。


フェリックス・バロットンがナビ派だとは知らなかった。ナビ派からは、ほど遠い描き方だと思ってますが。
3年前に同じく三菱一号館美術館にて彼の企画展が開催されました。その時の目玉がこの「ボール」
再び見ることができるとは、思いもしませんでした。この絵、好きなんだよな。理由もなく直感で。
いつまで眺めても見飽きない。


これらの画像はポスターカードをスキャンしたものだけど、今回面白いことに塗り絵とペアになって売っています。1枚150円。
「塗り絵要らない、1枚で安く売ってくれ。」と思ったのだけど、ショップのお姉ちゃんお話では、1枚でも150円で売るのだそう。今回は特別二枚一組150円なんだと。何だかなぁ。
 
コメント
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