パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

サポートセンターは見習って欲しい

2012年07月09日 | 食・レシピ

1 前回は、ある喫茶店を非難したわけですが、今回は打って変わってその逆、素晴らしい喫茶店を見つけました。ただし、客の態度は最悪ですが。

その店の名前は「珈琲専門店 幹」見つけたと言うか、大宮に住んで早9年、やっと尋ねたという、灯台もと暗し、と言うか、伯爵とは真逆のその接客態度に嬉しかったので、二日連続で書いてしまうと言う、単純な私。
東口駅前の路地にこんなレトロな店が佇んでいます。大宮は飲食店激戦区なのですが、そこで長年営業を続けて行くには、相当な努力がいるはずです。

赤のファサードっていうのがナニですが、中に入ってしまえば、気になりません。ちなみにレジの横ではおもちゃの猫が首を振りつつ、時々ニャーと泣きます。おもちゃと言え、可愛いです。

2 まず、コーヒーがこれですよ、紅茶みたいにポッド付き。コーヒーカップは一回り小さいですが、なんか得した気分。ちなみに一杯目はお姉さんが注いでくれます。コーヒーはサイフォンで淹れているのではないかな?香りが違います。ブレンドは薄め、中間、濃いめと3種類。コーヒー豆の種類も色々あります。ここは伯爵と違って、本格的に喫茶店ですね。
給仕し終わると、両手を前に組んで、「ごゆっくりどうぞ」と深々とお辞儀をします。これ、20代のウエイトレスですよ、驚いたなあ、若いのに。マクドナルドの様に営業スマイルではありません。メイド喫茶でもここまで心のこもった挨拶は出来ないでしょう。店に入るやいなや、「ただいま奥左手の席が空いております」と声掛けですからねえ。
それから、傘をレジの奥に預かるのです。ホテルのクロークみたいですね。これは雨の日は便利。

日曜日8時半過ぎの早朝だったので、周りの客は老人ばかりでした。老人が来るぐらい良い雰囲気の店なのだろう、と思いました。しかし、これが勘違い。いや、店そのものではなくて、お客の老人達が。こいつらワガママ三昧ですよ、店員の愛想が良いことにつけ込んで。「パンの耳は食えないから外せ」、「ハイライトは置いていないのか(これ言ったの婆さん)」、注文して1分も経たないうちに店員を呼びつけて「いつ持って来るんだ」と文句を言うジジイ。これらに笑顔で対応するお姉ちゃん。しかも納得させてしまうんですね。恐れ入りました。

パンの耳については「お客様の事は覚えましたので、今度は耳を切ってお出します」と。本当に覚えたのかというと、これが本当みたい。ある爺さんが入ってきたら、「ブレンド何々と何々サンドですね」と先にお姉ちゃんの方が声掛けするくらいですから。
注文について文句を言っていた爺さんには、ことあるごとにその前にやって来て「もうすぐですからお待ちください」と頻繁に声をかけていました。

また、この老人達、自分が座っているその席で精算します。レジまで行かないのです。なわけで、お姉ちゃんは小走りでレジと席を往復。それでも笑顔で対応しています。

いやー、各企業のサポートセンターも見習って欲しいですね、このお姉ちゃんの態度を。小柄で華奢な体型なのにしょっちゅう小走りですよ、店内を。若いのによく働くなあ。

「還暦」とは子供に返ると言う意味ですが、その通り、ここに来る老人達は子供に返ってしまったのですね。ワガママ三昧なのはウチの親父だけではなかった、本当に返っちゃうんだ、と驚いた始末。老人がワガママを言える老人版「癒やしの店」なのかな?今の老人は最強だからな、一番高価な年金を貰えて。ワガママになるよなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする