オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

姫島へ日帰り旅⑤~ラスト

2013-05-30 23:43:51 | お出かけ・九州

姫島からフェリーに乗って、本土側の伊美港へ戻りましたら、なんと次のバスが来るのが2時間後。
行きにバスの時間を見たつもりだったんですが、何か勘違いしていたみたい・・・。

しょうがないので、国道まで出たら何かあるだろう・・・と歩いていきましたところ

こんなものを発見しました。

『陰陽の神』というのは、ひょっとするとアレのことか? しかも、県指定となっ!(←それは違うと思うぞ)
これはちょっと、拝ませてもらわないとな・・・ということで、『伊美別宮社』に寄り道。

正面の入口には、こんな味のある橋もあります。
ただし、かなり傾いていて、危険防止のためか、通行禁止になっていました。

小便小僧って、普通、神社にあるものでしたっけ?

おかっぱ頭の、狛犬の顔が面白い(^^)
なんでまた、頭に灯篭をのせているんだろ?

この『伊美別宮社』は、京都の石清水八幡宮の分霊を祀ってある、平安時代に建立された、由緒ある神社。
本殿はもの凄く立派な建物です・・・が、写真撮ってなかったよ・・・。(ちゃんとお参りはしましたよ)

看板を見ると、去年、祝島であった神舞の神事(4年に1度開催)にも関係があるらしい。
家に帰って調べてみたら、ここのご神体と神職の方々が、船に乗って祝島まで渡っていかれるのだそうな。

さて、お目当ての『陰陽の神』は、本殿から少し離れた松林の中にあるのですが、境内のあちこちに案内板があって、迷うことはありません。
(国東塔のほうは、結局、場所がわからなかったんだがな。)

「日本三大珍宝」というフレーズが泣かせるな・・・・。

目指す神様は、この、トタンに囲まれた小屋・・・もとい、神殿の中に居られましたぞ。(今熊社というらしい)

高さ1.45m。明治17年に奉納されたもの。
土台部分は、女性のナニを表現しているんだそうな。
胴に巻かれた〆縄が、なんともいえない味を出しているナ。

この、『伊美別宮社』と『陰陽の神』。帰ってから調べてみると、かなり有名なものらしい。
でも、ワタシは全く知らなかったわけで・・・。

バスの時間を間違えたおかげで、その存在に気がついたのだけど、これも「神」のお導きだったのでしょうな。
いやいや、いいモノを見せてもらったぞ。


さて、国道沿いのバス停から路線バスに乗って、竹田津港に戻ったあとは適当に時間を潰し、19:00発のフェリーで帰途につきます。

船の上から見る夕陽が綺麗でした。

徳山港着は、21:00。月明かりが波間に反射して、これまた綺麗だったな。

これにて、今回の旅はおしまい。

いつもどこかに出かけるときは、車で出かけるのだけれども、車を使わない旅というのも、たまにはいいものだなぁ・・・と思いました。

 

 


姫島へ日帰り旅④

2013-05-29 22:59:14 | お出かけ・九州

姫島『七不思議』探訪、最後は観音崎にある『千人堂』です。

いきなり、うんざりするような急階段での登りを強いられ、息絶え絶えで丘の上へ。

登ってしまうと、割と平坦な道が、岬の突端まで続きます。

ようやく目的の『千人堂』が見えてきたけど・・・うぅ・・・これを降りて、帰りはまた登るのか・・・。(>_<)

何とか降りきって、無事、『七不思議』を制覇。
お堂の後ろの一本末が、かっこいいな。

『千人堂』・・・・「観音崎に馬頭観音を祀った小さなお堂があります。大晦日の夜、債鬼に追われた善人を千人かくまうことができるといういわれから、この名があります。」(観光パンフより)

ここで言う「債鬼」とは、お金をとりたてる人のことを指すと思われるので、大晦日には、お金をとりたてに来る人々と、それから逃げる人々の間で、壮絶なバトルが繰り広げられていたんだろうな。

姫島『七不思議』という物語じたい、江戸時代中期の歌人が歌に詠んでいて、そのずっと前から土地に伝わる話らしい。
なので、現代の感覚では説明がつけにくい表現もあると思われます。
「金を借りて逃げている人が善人なのか?」とか、「大晦日さえ逃げきれば、追われなくて済むのか?」というような野暮な感想を持つのはやめましょう。
少なくとも、世知辛い現代では、大晦日は逃げられても、正月明けてすぐから借金とりに追われると思うぞ。(昔はチャラになったのかなぁ・・・?)

千人をかくまうことができる要塞としては、建物が小さすぎるので、これはおそらく、巨大な地下シェルターがあって、お堂はその入り口に違いない。
そう睨んで、お堂の扉を開けてお参りをし、地下へ降りる階段、もしくはエレベーターを探したのですが、見つけることが出来ませんでした。

善人でないと、入口は見えないようになっているのかな?(←善人ではなかったらしい・・・)

『千人堂』に向かって左側の崖下は、こんな風景。
ここは、大昔の火山の噴火口なんだそうな。
よって、立っている場所は、噴火口の縁にあたる部分になるんだな。
姫島には、そういう噴火口跡がやたらとあるので、それを一つずつ巡ってみても面白いと思われますぞ。

さらに、『千人堂』のすぐ前にあるのが、「国指定天然記念物 姫島の黒曜石産地」と書かれた石碑。
黒曜石というのは、ガラスに良く似た性質を持つ岩石で、割ると鋭く尖った形になることから、石器時代にはナイフや武器として使われてきました。

近づいてよく見ると、確かに、ガラス質な感じがわかりますな。
黒曜石は、名前のとおり黒っぽい色をしているものですが、姫島のは乳白色をしていて、これもかなり珍しいらしい。

姫島は、瀬戸内地方で唯一の産地で、ここの黒曜石で作られた石器は、西日本の広範囲にわたって発見されています。

先に、『日本書紀』に書かれている「比売語曽」の話を出しましたが、『古事記』にも姫島のことは出てきます。
この小さな島が、日本で最も古い書物の両方に出てくるというのは、古来からの黒曜石産地であったということと、無関係ではないように思われますね。


さて、無事にミッションをクリアして、後は帰るだけ。
途中、昔の庄屋さんの家があるというので、少し寄ってみました。

外から見ると、門が二つあって、それに挟まれるように小さな建物があります。

よく見ると、『姫島郵便局』と書いてある!?
もちろん現役ではなく、今は別の場所に郵便局があるのですが、昔は庄屋さんの家が郵便局もやっていたんでしょうな。

窓口なども、昔のままの姿で残されていましたよ。

母屋のほうは、複雑な造りではないものの、巨大な建物。
当時の庄屋さんの力が、どれぐらいのものだったのか、想像ができます。
家の中も、当時のままの姿で保存されており、古い道具類なんかも展示してありましたよ。

この古庄家についての説明は、こちらをお読みくださいませ。

これをもって、姫島とはお別れ。
ぐだぐだと長いお話にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

ただ、旅はもうちょっと続くのです・・・・。(;^_^A


姫島へ日帰り旅③

2013-05-28 23:41:06 | お出かけ・九州

姫島(の七不思議)を巡る旅。次は稲積地区へ進みます。
写真の左のほう、砂州で繋がっている小さな台地状の山の麓にある集落ですね。

集落のはずれで、『七不思議』のひとつ、『浮田』を発見。

『浮田』・・・「大昔、池に棲んでいた大蛇を誤って埋めてしまったため、大蛇の怒りで田が揺れるといわれています。」(観光パンフより)

ちなみに、埋められてしまったのは夫婦の大蛇のうちの雌で、雄の大蛇は、山口県の平群島に渡って、ここの池に棲んでいるんだとか。
平群島にも、一度行ってみたいなぁ。

さらにその先、姫島灯台への登り口のところで、看板を発見。

『七不思議』のひとつ、『阿弥陀牡蠣』。
説明は写真の看板を見てくださいませ。

実際はここから、数百メートル先の崖下に海蝕洞があって、その中で生息する牡蠣のことなので、見に行くことができるのかは不明。
っていうか、食べたら腹痛をおこす牡蠣なんて、興味ないやいっ!

ここからは、島の南海岸沿いにある「ひめしまブルーライン」という道路を通って、一旦、姫島港に戻り、『七不思議』の残り2つを求めて、島の北西部にある観音崎を目指します。
写真のように、平坦な走りやすい道。

石碑に「潮見太郎」って書いてあるので、なんかそれらしい昔話でもあるのか・・・と思って、止まってよく見たら『灘見大師』でした。(^^;)

写真の中央部あたり、幾重にも重なる地層の中に、ぐにゃぐにゃに曲がった唐草瓦のような模様の地層があります。
『層内褶曲』と呼ばれる、大変珍しいものなんだとか。

こちらは、『鷹巣』と呼ばれる、地層が風雨の浸食で削られた、珍しい地形。

このレンガ造りの建物は、昔の塩の専売所の跡だそうな。

観音崎に向かう道の終点間近に、『七不思議』のひとつ『浮洲』の看板がありました。
(説明は看板を読んでね)

望遠を使ってアップしてみたものの、こちらの角度からでは、鳥居を真横から見るので、よくわからないなぁ。

最後は、ここから観音崎に登っていくわけですが・・・・。
長くなったので、次回に続きます。


姫島へ日帰り旅②

2013-05-28 00:05:35 | お出かけ・九州

さて、念願のアサギマダラを見た後のことは、何も考えておらず。
とりあえず、秋の渡来地と、島の東部にある『拍子水温泉』でもチェックするか・・・と、島の中央を東西に走る県道まで戻ります。

この、姫島。
離島の割には平地が多く、島を一周しても、ほとんど坂道がありませんでした。
また、道路もよく整備されていて、自転車で移動するには、本当に都合がいい地形。

繰り返しますが、ほとんど坂がなかったんです。

ここ以外は・・・・(>_<)

自転車に乗るのが数年ぶりで、体力が衰えたおっさんには、しょっぱなから大変な試練でございましたよ。
この時点では、たいして下調べをして来なかったのもあって、島全体の道路網も頭に入っておらず。
また帰りにこの坂を登るのか・・・と思うと、途中で引き返そうかと思いました。(←根性無し)
ま、結果的には、島の南部の海岸沿いに、平坦な道があって、そっちを使って戻れたんですけどね。

途中、自転車を降りて押して歩いたりしながら、なんとか坂を登りきった先、トンネルの手前に、アサギマダラの秋の渡来地がありました。
こりゃ、秋に見に来ようと思ったら、大変だナ。

トンネルから先は、一転、快適な下り坂。
すぐに、右手に見えてきたのが、『姫島七不思議』のひとつ、『逆柳』でした。

これ、柳の木なの?
と、思いましたが、私たちが柳としてイメージする木は、しだれ柳といって、柳の種類の中のひとつでしかなく、本当は350種類もあるんだそうな。

『逆柳』・・・・「お姫様が、使った柳の楊枝を土中に逆さまに挿したところ、芽を出したといういわれから、逆さ柳といわれています。」とのこと。(観光パンフレットから丸写し)

ここでいう「お姫様」というのは、『姫島』の名前の由来になっている『比売語曽の神』をさします。
これについての説明は、もう少し後にしますね。

どうせ島内を巡るなら、『七不思議』は全部見てきちゃろう・・・と、新たな目標を手に入れて、次に向かうことに。

海岸線まで下りてきたところにある、小さな建物が『姫島村健康管理センター』。
ここの裏にも、『七不思議』のひとつ、『拍子水』があります。

『拍子水』・・・・「お姫さまが、おはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたところが水がなく、手拍子を打ち祈ったところ、水が湧き出たといういわれから、拍子水といいます。」(観光パンフより)

「拍子水」といっても、湧き出しているのはただの水ではなく、炭酸水素塩冷鉱泉。
湧きだし口を見るだけで、大量の炭酸を含んでいるのがわかりますな。
池の水や石組みが赤く染まっているのは、鉄などの金属イオンの成分が多いせいでしょう。
この『拍子水』を利用した『拍子水温泉』に、表にある『健康管理センター』で入ることができます。

それにしても、『七不思議』の説明に書いてあった、おはぐろをつけた「後」という部分が気になるな。
どこか飛ばしてきたような?

200mほど戻ってみたら、ありました。
っていうか、看板が完全に隠れてるから、これじゃ、気づかんよぉ。

『かねつけ石』・・・・「お姫様が、おはぐろをつける時、石の上に猪口と筆を置いたところ、その跡ができたといわれています。」(観光パンフより)

話の順番的に、こっちが先だな(^^)

平らな石の表面に、薄~く、丸いのと棒状の跡が見えるが・・・言われないと、わからんなぁ。(^^;)

再び『拍子水』のところに戻って、すぐ横にあるのが『比売語曽社』。
ここまで散々出てきた、お姫様こと「比売語曽の神」を祀ってある神社です。
拝殿の中に書いてあった説明では、「頑張っている女性を応援する神様です」・・・だそうですぞ。
女性は、何はともあれ、拝んでおいたほうがいいでしょうな。

ここで再度、このお姫様についての説明。

「日本書紀によると、垂仁天皇の御代、意富加羅国(今の韓国南部)の王子、都怒我阿羅斯等が白い石から生まれたお姫様と結婚しようとしましたが、お姫様はそれを逃れ、海を渡って島に上陸し、比売語曽の神となりました。」とのこと。

( ‥) ン?
ってことは、逃げてきたお姫様は未婚なわけで、上で散々出てきた、「お歯黒」をつけるのはおかしいのでは?

神社には木造の本殿もありましたが、その裏手にひっそりとあった、こちらが、本当のご本尊じゃないのかな?


やたら話が長くなるので、ここまでで一旦区切り、『七不思議』も含めて、次に続きます・・・・・。


姫島へ日帰り旅①

2013-05-26 23:58:16 | お出かけ・九州

日帰りで、大分県の姫島に行ってきました。

ワタシの住んでいる町からは、晴れた日には、海のむこうに大分県の国東半島がよく見えます。
その国東半島の手前に、かぶるように見える、麦わら帽子のようなシルエットが、姫島。
年中眺めている島ですが、そこまで行くとなると、大変なのです。

朝7:20、徳山港発の周防灘フェリーに乗り・・・
あ、フェリーに車を載せると大金がいるので、今回は身ひとつでの旅です。

2時間かけて、国東市の竹田津港へ到着。
ここから、バスで、4~5km東にある伊美港へ・・・のはずだったんですが、フェリーの到着が5分ほど遅れたために、バスはすでに出てしまっておりましたよ。(>_<)

次のバスは1時間待ち。
悩んだ末、しょうがないので、タクシーで移動することに。
タクシーの運ちゃんは、「フェリーが入ってきてるのが見えてても、ここのバスは待とうとせんのよー。それに合わせてダイヤ組んでるんだろうにねぇ・・・」と、同情してくれ、なんとか姫島行きのフェリーに間に合わせてくれました。

伊美港からフェリーで20分で、姫島に到着。
朝6時すぎに家を出て、ここまで4時間かかりました。

で、なんで姫島に行こうとしたのかと言うと・・・・。
この時期、「旅をする蝶」アサギマダラが、この島に渡ってくるのです。
山口県内でも、秋に、竜王山や川棚リフレッシュパークなどにやってきますが、これは、冬にむけて暖かい南の島へ渡っていく途中のもの。
ここ姫島は、秋にも飛んでくるのですが、春にも、台湾や沖縄から長い旅をしてきたアサギマダラの、ほぼ最後の中継地として寄っていくのですな。
ネットで、海をバックに乱れ飛ぶアサギマダラの写真を見たことがあって、一度行ってみたかったのです。

春にアサギマダラが飛んでくるのは、島の北部にある「みつけ海岸」。
港の近くの商店で、貸し自転車を借りて出発です。

平坦な県道をちんたら走り、この看板が見えたら左折。

左折した道の終点が、目指す「みつけ海岸」でした。

アサギマダラがいるのは、並んで立っている杭と海岸の間、幅2~3mの狭い区域。
背が低い、「スナビキソウ」という草の花に寄ってきます。
姫島村のホームページでは、前日は100頭が乱れ飛んでいたそうなんですが・・・・・。
この日は風が強かったせいか、30頭程度。・・・・残念・・・(+_+)

こちらが、アサギマダラ。
花に止まっている状態で撮るのは簡単なんですが、なんとか動きが欲しい。
てなわけで、飛んでるところを撮ろうと粘ってみたわけなんですが・・・・

結果は散々で、写真を小さく縮めて、誤魔化しています。
そもそもシャッタースピードが遅くて、羽根の動きについていってない。(泣)
明るいレンズが欲しいなぁ・・・・。

羽根にマーキングされている個体も、2つほど見つけました。

・・・・・・・姫島の話は、まだまだ続きます。


『蜷淵渓谷』と『夫婦ヶ滝』

2013-05-17 00:07:37 | 山口県の滝

下松市の北部、米川地区の山間部に、地元の方が作られたハイキングコースがあります。
そのコースの途中に、『夫婦ヶ滝』『蜷淵渓谷』という、滝オタクには気になるポイントが存在するのです。

実は7~8年前に『防長四十八滝』の巻末にある滝リストの『五郎の滝』を探して、この辺もうろうろしています。
その時に、『蜷淵渓谷』と、その手前にある滝の存在は知っておりました。
新しく出来た案内板を見ると、その滝に『夫婦ヶ滝』という名前が付いていたので、また行ってみようと思い立った次第・・・・(^^;

県道からも確認できる、この看板がある場所が駐車場のようなんですが、農繁期に入って、土地を所有する方が、何かに使われておられる様子。
しょうがないので、車で先に進み、

車道から遊歩道に分かれる地点に強引に車を突っ込んで、「すぐ戻ります。ごめんなさい。」で停めさせてもらいましたが、本当はいけない事です。
道もかなり狭く、曲がりくねっているうえに急坂ですから、下のほうに停めて、歩いていくべきでしょうね。

遊歩道入口の50mぐらい手前に、『夫婦ヶ滝 小僧淵』の看板。

二筋に分かれて落ちる5m弱の滝ですが、看板の所からだと手前の杉の木が邪魔して、右側の筋しか見えない・・・・。

かと言って、少し横にずれると、雑木に邪魔されて、やっぱり見えない。
写真は、カメラを思いっきり上に持ち上げて、めくら撮りしてみたのですが、ピントが全く合ってないや。

滝の手前は、昔の棚田跡に杉を植えたって感じの杉林です。
ずっと前に来たときは、冬だったんで、滝の前まで降りて行った記憶があるんですが、さすがに今の時期は、マムシが恐いのでやめました。

車道から別れた遊歩道は、西平谷川沿いにずっと上の集落まで続いているのですが、車をわがままに停めている関係で、とりあえず『蜷淵』まで見て引き返してきました。
道は、草もなく、はっきりとした歩きやすい道で、大きな岩壁が見えてきたら、その下が『蜷淵渓谷』。
入口から150mぐらいでしょうか?

この看板から上流に100mほどが、両岸に岩が迫ったゴルジュ地形になり、渓谷の見どころとなります。

とりあえず上から見下ろしてみる。

水の流れが、遊歩道からはかなり下にあるし、草や雑木の茂みで、よく見えないなぁ・・・・。

3~4m程度の小滝が何本かあるみたいで、面白そうなのだけどな。
谷底や、崖の途中に人が降りていった跡はあるものの、やっぱりマムシが恐い。
ジーンズに運動靴の軽装では、何かあったときにヤバいので、無理せずに引き返しました。

これはまた、季節を選んで再訪問しなくちゃな。


木部谷温泉の間欠泉

2013-05-15 23:42:57 | お出かけ・島根県

津和野方面ドライブ。
最後は、吉賀町の『木部谷温泉』にある間欠泉です。

ちょっと写真の数が多いので、これだけ別記事にしました。

木部谷温泉唯一の入浴施設、『松の湯』さん。
立ち寄り湯だけでなく、宿泊もお食事も、評判がいいんですよ。

その脇にある細道を、50mほど入っていくと

赤土に覆われた、怪しげな池が・・・。

ここが、木部谷温泉の泉源でして、間欠泉が見れる場所。
温泉成分に含まれる炭酸ガスの圧力で噴き出す、とっても珍しいタイプです。
日本では、ここと、山形県と奈良県に一つずつ、計3ヶ所だけしかないんだそうな。

25分の間隔を空けて、約5分間噴き出します。
運よく、到着と同時に、噴出が始まりました。

お湯というより、泡あわのサイダーが噴き出す感じ。
ここからは連続写真でどうぞ^^

最大、2mぐらいの高さになります。
高温の蒸気によって噴き出すタイプと比べると、迫力は劣りますが、噴き出る炭酸温泉の形が、とっても面白い。
わざわざ見に行くだけの価値はありますよ。


津和野のあたりをうろうろ

2013-05-14 23:41:17 | お出かけ・島根県

日曜日は、ぶらっと、津和野のほうへ行ってきました。

さすがに有名な観光地。
コンビニも、景観を損ねないように、観光地仕様です。

で、

観光地仕様の道を歩き・・・

観光地仕様の列車を見物し、

観光地仕様の鯉と戯れ、

観光地仕様の・・・・しつこいっ!

一通り街中を観光客気分で歩いて、次に向かいます。

実は、一番の目的は、青野山駅周辺、麓耕地区の「つつじ」だったのです。
・・・が、時期が遅すぎて、花は完全に終わっちゃってました。(写真すら撮ってないよ)

しょうがないので、お隣の吉賀町にある、「大井谷の棚田」へ。

うーむ・・・時間帯が悪くて、展望台からでは、逆光のため風景もいまいち・・・(-"-;A

石組もなんかも複雑で面白いのだけど、これを維持するのは大変なんだろうなぁ。
ここは『日本の棚田百選』に選ばれているのですが、選ばれてしまったがゆえに、簡単に耕作放棄もできないでしょう。
農家の方は、かえって大変になったのでは?
見物の来るわれわれのような者が、金銭的にでも、何か援助できるような仕組みがあればいいのにな。

田植えをしているおじさん。がんばって!!


徳地『出雲神社』の藤

2013-05-13 21:13:13 | お出かけ・山口中部

旧徳地町、堀の『出雲神社』に、見事な藤があると聞いて、行ってきました。

本殿の右手、背が高い杉の木が、薄紫色に染まっています。

これが全部、藤の花。

本殿のほうからだと全体が見渡せないので、一旦外に出て、日当たりがいい方向から眺めますと・・・・

ほほぉ~。
こりゃまた素晴らしい。
杉の木だけでなく、周囲の木、4~5本を巻き込んで、広大な範囲に広がっておりました。
これだけの花、全部が1本の藤の木なんです。

これが根元。
大人が両手を広げて廻しても、届かないぐらいの太さがあります。

とても、ツル植物の根元とは思えん・・・(ーー;)

ぐるぐると渦巻くようにして、周囲の木に向かって伸びています。

樹齢は何年ぐらいなんだろ?
早いうちに、藤棚を作って這わせておれば、立派な名所になったかもしれんなぁ・・・。

写真を撮りに来てた、近所の方のお話ですと、今年は今までで一番の花付きだったとか。
一貫野の藤もそうでしたが、今年の気候は、藤にとって具合がよかったのかもしれませんね。


一貫野の藤

2013-05-08 23:14:25 | お出かけ・山口中部

今日は、山口市仁保、一貫野の藤を見に行ってきました。

ネットで集めた情報では、まだもうちょっと早いかなぁと思ったのですが、明日から天気は下り坂らしい。
やっぱり、晴れた日に見たいですもん。

毎年、路上駐車が絶えない場所ですが、今年からは300m先の空き地に駐車場が用意されています。
地元の方が、持ち主のゴルフ場に交渉して借りているそう。
狭い道ですから、通行の邪魔にならぬよう、また、藤の木の保護のためにも、ぜひ駐車場のほうに車を停めてくださいね。

日当たりがいい、道路側のほうは、ほぼ見頃を迎えています。

何か、要塞のようになっちゃってるなぁ。(*^^)

ですが、滝のすぐ上など、水の流れに絡むあたりは、まだまだ、花はこれから。
たぶん、今週末ぐらいがベストなんだろうけど・・・・その頃はまた、人も多いんだろうなぁ・・・。

それにしても、今年は花房が多くて凄い。

地元のおじさんの話だと、樹の勢いがなくなっていたので、かなり手入れしたらしい。
今年は、去年の倍ぐらいは花がついてるんじゃないかな?・・・とのことでした。

地元の方が大切にされている藤です。
見物に行く人も、マナーを守って、この風景を大事に守っていきましょう。